今日は、午前中ボケーっとレコードを聴いていると、友人のS君から電話が入りました。
「バブ、おまえどうせ暇なんだろ、ちょっと手伝ってくれよ」
なんと、日曜日だというに仕事が詰まっていて大変らしいのです。
「いいよ、暇してんから」
仕事を手伝うといっても、彼の仕事は建築設計、私が図面を書けるわけもなく、現場でのメジャー持ちを手伝ってきただけでした。
「なに?おまえ今日も夜まで仕事すんの?」
「しかたねぇじゃん、終わんねえんだから」
「やっぱりね、仕事には、メリとハリが必要なんだよ。休むときには楽しんで、ね。仕事するときには集中するこれだよ、これ。」
なんてことはありません。私が暇なものだから、彼を悪の道へと誘い込む企みであります。
「ほ~ら、だんだん体を動かしたくなってきたんじゃないの~~~」
ところが、あの『すぐ人の誘惑に落ちてしまう』を絵に描いたような性格のS君が、今日は乗ってきません。
「これは、仕事にかこつけて、自宅にいたくないといった事ではなさそうだね、やっぱり仕事が詰まってるんだぁ・・・・・・・・」
「だからそうだって言ってんだろ!」
「あらま、もうボクちゃんがお手伝いできることは何もないのかなぁ~~~???」
まぁ、これ以上仕事の邪魔をしても悪いので、肩をしばらく揉んでやったあと、
「頑張ってね!」っと帰ってまいりました。
仕事が忙しいことは、じつにけっこうなこと、一段落したらまた飲みにでも行きましょうや
いつも、このブログにも出演していただいているS君、今日は君が真面目に仕事をしている写真を、君の頑張りにこたえて公表してあげよう。
えっ?よけいな事するな?
う~~~ん、それじゃあしょうがない、目に黒線だけは引いてあげるから。
あれ?ところで、この休みに私は何かしなければいけなかったのではなかっただろうか???????
「あっ!そうだ、フラガールを観てこなくちゃいけなかったんじゃん」
今日、私は友人の仕事の邪魔をしたばかりか、M君との約束をも破ってしまったということか・・・・・・・・・・!?
S君ごめん、M君ごめん、ほんとうにごめん
この埋め合わせは必ずするから勘弁して、フラガールも必ず観に行くからね。
今日の私は最低なヤツでしたね。
さて、今日の一枚は、あのキャノンボール・アダレーが生涯一度だけプロデュースしたという、ピアノトリオです。
ルーズベルト・ウォーデルは、R&Bの歌手としてデビュー、ピアノももちろん弾いていました、1953年、フォートフォックスを訪れたキャノンボールに出会い、このアルバムの制作へとつながります。
演奏も、曲も、なかなか気持ちよく聴ける一枚なんですよ。私は好きな一枚です。もちろんリズムセッションもいいし、
なのにどうしてでしょうねぇ、ピアニストとしての大成を夢見たウォーデルの願いは叶わず、彼のリーダー・アルバムは後にも先にもこれ一枚に終わってしまいました。
ひょっとして、キャノンボールもこれが原因で自分がプロデュースにむいていないと悟ったのかもしれません。
何度も言いますが、私はこのアルバム、好きですよ。
THE REVELATION / ROOSEVELT WARDELL
1960年10月5日録音
ROOSEVELT WARDELL(p) SAM JONES(b) LOUIS HAYES(ds)
1.LAZARUS
2.LIKE SOMEONE IN LOVE
3.AUTUMN IN NEW YORK
4.MAX THE MAXIMUM
5.CHEROKEE
6.ELIJAH IS HERE
7.WILLOW WEEP FOR ME
8.THE REVELATION