JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

募集!物好きの方

2008年01月06日 | d-f

今日は二十四節気の一つ『小寒』寒さが厳しくなる日とされていますけど、まるでこれに逆らうがごとく暖かな一日でした。

昨晩、夜の11時をまわったかという時間に、Mさんから電話がはいりました。
(「まさか、今から飲みに出てこいとでも?????」)
それはちょっと難しいとの気持ち半分、期待も半分(笑)
でも内容は全く違うものでした。

Mさんの営むコンビニでは、系列店長さんたちが集まる親睦会を定期的に行っているのですが、次回の会は新年会も兼ね泊まりがけで行いたいのだけど、その下見に行くのに少々遠いので私に付き合って欲しいというのです。
どうせ暇を持て余していますし、ちょっとしたドライブを他人のガソリンを使って出来ると思えば断る理由もありません。
「いいですよ」

というわけで、今日は暖かな日和のもとMさんとお出かけです。むさい中年オヤジ二人というのはいささかいただけませんが、冬の田んぼや畑、山や海を観ながらのドライブはなかなかのものでありました。

下見に行った旅館は、いかにも昔ながらの宿屋といった風情。風呂は天然温泉、料理も料理人に紹介された宿屋だそうですから問題ないでしょう。しかも安い。
「Mさん、良いじゃないですかぁここ」
「ちょっと遠いけど、たまにはいいよね」とMさんも気に入ったようすです。

さっそく、囲炉裏のある上がり間に招き入れられ
「○○さん(紹介していただいた料理人)から、連絡いただいておりましたから、仮予約ですでに抑えさせていただいておりました。・・・・・・でも、こんな田舎の旅館で良いんですか?宴会の後、何処へも遊びに行けませんし、このあたりは真っ暗になっちゃいますけど」と女将さん。
「いやいや、だからこそ良いんですよ。」
感じの良さそうな女将さんにも満足して、本予約を入れてまいりました。

「いいなぁ、俺もこんなところでゆっくりと一晩してみたいなぁ」

宿は、建物の豪華さやパブリックの充実さではありませんよね、天然温泉と静かさ、そして美味しい料理とおもてなし、なにより安価でこれを提供してくれる宿にかぎります。
このお宿、まさにそれをかなえてくれる宿屋かもしれません。

誰か私と一緒にこんな宿屋にゆっくりと泊まってみてはもらえませんかねぇ、
・・・・・できればやさしい女性で、料金も割り勘にしていただけると嬉しいんですが。そうそう、今日始まった大河ドラマ『篤姫』こと天璋院のような慈悲深いお心を持って。
「そんな物好き何処にいるかぁ!!!!!」

さて、今日の一枚は、カーティス・フラーです。
夏の旅行の思い出をアルバムに仕上げたという一枚。きっと良い宿屋と良い連れがあったんでしょうねぇ、じつに心地よい一枚に仕上がっています。

フラーはもとより、トミー・フラナガンが良い味を出してますよねぇ、ズート・シムズの「BESAME MUCHO」もなかなかのものです。

それにしても、やっぱりフラーは、J.J.ジョンソンをそうとう意識してたんですかねぇ、「HELLO YOUNG LOVERS」は、4年前に発売されたJ.J.の「BLUE TROMBORN」の一曲目と同じ選曲、みなさんはどちらの「HELLO YOUNG LOVERS」に軍配を上げますか?

ともかく、今日のような暖かな日に車の中で聴いていても、じつにあった一枚ではないでしょうか。

SOUTH AMERICAN COOKIN' / CURTIS FULLER
1961年録音
CURTIS FULLER(tb) ZOOT SIMS(ts) TOMMY FLANAGAN(p) JIMMY MERRITT(b) DAVE BAILEY(ds)

1.HELLO YOUNG LOVERS
2.BESAME MUCHO
3.WILLOW WEEP FOR ME
4.ONE NOTE SAMBA
5.WEE DOT
6.AUTUMN LEAVES

おまけ、
今日の昼食はMさんと『海鮮丼』を食べたのですが、
帰宅してみると
「いつ帰ってくるかわかんないから、買い物しといたよ。3パック980円だったからこれにしたからね」
と、ネギトロ、生烏賊(刺身用ではありましたが)、カマスの開きが買ってありまして、
「今日は、海鮮丼食べてきたから」
とも言えず、「料理当番、本日の一品」であります。

まずはネギトロと烏賊の刺身

こちらは、烏賊と里芋、大根の煮物です。
これに、母用としてカマスを焼きました。