完黙 永瀬隼介
本庁捜査一課から所轄に飛ばされた刑事たちの短編集です。
読み終えた夜、息子たち家族が晩御飯食べに来ていたとばってん
食欲が無く孫たちば風呂に入れて酒もビール一杯飲んだら少し気持ちが悪くなって
早めに部屋に戻ったとです。
風邪だと思うとです。
すぐに市販の薬ば飲んだら12時間寝てしまったとです。
朝、慌てて起きたら誰も起きていませんでした。
いつものように洗濯物ば干して(室内)お茶沸かして一服していた頃は
調子も戻った感じがして、起きてこない家族に心で悪態つきながら帳簿ばつけ始めたとです。
そいでも、やっぱし食欲が無いとです。
だけん昨日のサガン鳥栖対川崎戦の天皇杯準々決勝戦はテレビ観戦にしたとです。
オイは、ひとり寝床で観ていました。
おかげさまで勝ちました・・・・・・・・下のテレビの部屋に行くと家族中、大興奮でした。
誰もオイの風邪の具合は訊きもしませんでした。
晩御飯、家族で試合の録画を何度も観ながら、会話が弾む中、相変わらず食欲が無い事を
誰にも言えずオイは、ちびりチビリと酒だけば飲み続けたとです。