はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

だんだん感想

2008-11-04 22:13:02 | 花街関連テレビ映画
弟ついにグレました。
金髪ダサっ(^_^;)

不器用な父ちゃん、どう息子と向き合って行くんでしょうか。
のぞみは仮病で仕事をサボり、めぐみになりすまして大学に潜入した所で本日は終わり。
自分がめぐみだったら、ジーパン履いて大学で勉強して…
やはり憧れるんですかね。
双子をスカウトして、めぐみのバンドを解散させるきっかけを作った石橋さん。
今度は松江に残るメンバー達に、めぐみを再び歌わせる為にバンド復活をさせて、君たちのバンドなら武道館や東京ドームでもライブが出来るなどとメンバー達をたきつけます。
何ですかね、この人。
のぞみは襟替えして芸妓さんにステップアップする時期が近づいているのに、ますますお稽古に気が入らなさそう。
今後の展開が楽しみです。



だんだんの感想をネットで読んでいると、舞妓さんと芸妓さんの違いってあまり知られていないのですね。
舞妓さんと芸妓さんの見た目の違いは、芸妓さんはカツラ、舞妓さんは地毛、着物の袖の長さが違うという説明が一般的です。
濡れ濡れとした黒髪を結い上げた島田のカツラに袂の短いすっきりとした着物という姿の芸妓さん、というイメージは強いですが、白塗りにカツラ、お引きずりの着物の芸妓さんの殆どは、実は凄く若い人ばかりなんです。
芸妓さんはいつもあのスタイルと思われがちですが、京都の花街では三十代入る頃には普通のお化粧に洋髪、お着物も訪問着などになり、お舞台やお客様からのリクエストとか特別な時以外は白塗りのスタイルにはならないそうです。
二十歳くらいの頃、祇園で芸妓さんを見てとても大人っぽく感じたのですが、キャラクターのバッグを持っていたりして芸妓さんもこういうの持つんだ~、と思ったりしたのですが、後から芸舞妓さんの事を色々知るようになって、あの時の芸妓さんはひょっとしたら自分と同じくらいの年齢だったかもしれないと思いました。
双子の実母の花雪さんは三十路も後半ですが、お座敷に出る時はいつも白塗りにお引きずりの衣装。
彼女くらいの世代の芸妓さんだと、洋髪に裾を引かない着物のスタイルが多いと聞くんですが、やはり白塗りにお引きずりのスタイルがズバリ芸妓さん!というイメージなんですかねぇ。

夢花ことのぞみはまもなく19歳ですが、襟替え間近の設定なのに、お座敷で挿している花簪も相変わらず小さい舞妓さん向けの派手なタイプ。
衣装も両肩に柄があり小さい舞妓さん向けの派手な衣装。
お稽古などの時に挿している櫛は赤いのばかり。
夢花さん、ちょっと若作りしすぎですよ(^_^;)
やっぱり派手な方が見栄えが良いのですかね。

舞妓オタクとしては、そういうマニアックな突っ込みをしながらドラマを楽しんでいます(*^_^*)
実はどうも私の周りでは「だんだん」は評判悪くて(^_^;)
なのであまり話が出来ないのが寂しいです。

だんだん感想

2008-11-03 16:02:08 | 花街関連テレビ映画
一週間分まとめてみました。
いよいよ双子の同居が始まりました。
祇園の置屋に同居っておいおい。
母親の真喜子さんの実家の呉服屋に下宿した方が自然。
置屋の暮らしは普通のご家庭の暮らしとは生活のリズムが違うしねぇ。
同じ顔の二人の同居なんて紛らわしいにも程がある。
そもそも、置かれる立場の芸妓の母親が大学生の娘と置屋で同居というのがとても不思議。
芸妓花雪こと真喜子さんは置屋の女将さんの養女扱いなんですかね。
普通は自前の芸妓さんは置屋に籍は置いていても住み込む事はまずないようです。
都をどりのシーンがありましたが、平成13年の話なのに、今年の都をどりの演目で衣装でした。
祇園町育ちの夢花はもうすぐ19歳だから、中学卒業と同時に舞妓デビューしているならおそらく舞妓4年目くらい。
そのキャリアでまだ総をどりにしか出られないなんて、どんだけ舞が下手なんだか…
ドラマでは舞の上達の差による選抜制のように描かれていますが、今は普通は舞妓三年目にはみんな中挿み(別踊りともいいます)に出て、他の舞妓とは違う衣装を着て数人の芸妓舞妓と舞い、それぞれ見せ場があります。
日替わり出演ですから、花雪さんくらいの年齢の芸妓さんでも日によっては総をどりに出て、舞妓と同じ衣装を着て舞妓と同じく地毛で日本髪を結って出演します。
夢花がいかに舞の下手な舞妓であるかというのを強調する演出なんだろうなぁ。
音楽プロダクションの石橋さんは、めぐみとのぞみ(夢花)の姉妹関係を引っかき回している気がします。
二人の今の生活を壊して、歌手への道に進ませようという策略なんでしょうが、特にのぞみに対しては、めぐみとの接触を見せつけたり、めぐみと境遇の違いを突っ込んでのぞみを煽ったり。
ライバル舞妓ものぞみを揺さぶる発言をして拍車をかけています。
さらに、今まで手元に置けなかっためぐみを可愛がる母親の真喜子や祖父。
孤独感を持ち始めたのぞみに揺さぶりが多すぎです。


私の周りではそろそろドラマに飽きてきたという話がちらほら聞こえてきます。
突っ込みは沢山あるんですが、とりあえず私はなんとか頑張って見ようと思います。
でも今日はタイマー録画忘れて見ていません(^_^;)

だんだん感想(ネタバレです)

2008-10-19 01:51:53 | 花街関連テレビ映画
双子がどうして生き別れになったか、両親の出逢いと離婚までが明らかになりました。





お父ちゃんは中学を出て、プロボクサーを目指し、松江を家出同然に飛び出して大阪へ出ます。
同じ頃、お母ちゃんは呉服屋のお嬢さんだったけど舞妓になります。
数年経ち、お父ちゃんはプロボクサーになり、五山の送り火の日に友人達と京都へ遊びに来ていて仲間とはぐれ、お稽古やお座敷で失敗して落ち込んで泣きながら歩いていた舞妓のお母ちゃんと巽橋ですれ違い、お母ちゃんが落としたススキの簪を拾ったお父ちゃんが拾い、二人は一目惚れ。
それから僅かな時間の間に逢瀬を重ねオメデタ、お母ちゃんのお父さんから大反対されるも、ボクサーを引退して婿養子に入り、お母ちゃんの実家の呉服屋を継ぐのを条件に二人は結婚します。


しかし、夢を捨てきれなかったお父ちゃんはボクシングをやめられなくて二人は駆け落ち、駆け落ち先で双子を生みます。
お父ちゃんはボクシングの練習と日雇い労働で疲れきり、お母ちゃんは双子の世話で疲れきり、あまりにも若い二人は生活の苦労でお互いの心が少しずつ離れて行きます。

盛り場で飲んだくれているお父ちゃんを探しにきたお母ちゃんはチンピラに絡まれ、お父ちゃんはお母ちゃんを助ける為にボクサーの拳を…
プロボクサーが暴力事件を起こしたとしてお父ちゃんは引退、家族会議でお父ちゃんのお母さんは責任を取って双子を引き取ると言いますが、お母ちゃんは二人共取り上げられるのを嫌がり、見かねた置屋のお母さんかま一人ずつ双方が引き取ればよいて提案します。
その時急に泣き出したのぞみ(夢花)を抱き上げてあやしたことでのぞみはお母ちゃんが、めぐみをお父ちゃんが引き取ることに。


入れ替わったのぞみとめぐみは、お父ちゃんとお母ちゃんからそれぞれその経緯を聞きます。


めぐみは物心つく前から自分を育ててくれた継母に対して思い入れがあって、実母の真喜子を母とは呼べず名前で呼ぶシーンがなんだか悲しい。
一方のぞみは、父親は死んだと聞かされていて女手一つで育てられたから、初めてみる父親に対しては、まだ素直にお父ちゃんとは呼べていました。

経緯を聞いたあと、なぜ再婚したんだと父親に問いかけます。
私も父親が早世して母子家庭で育ったので、めぐみよりのぞみの方に感情移入が出来るかなぁ。
死んでしまったらどんな事をしてももう会えないけど、それが生きていたならやはり嬉しいとは思う。
でも死んだと聞かされていた父親には新たな家庭があるのはそれはそれで複雑。
ずっと一緒だった母親が継母で、別に実母がいると知っためぐみの複雑さとはまた違いますね。


今週後半の放送は両親の回想シーンで、吉田栄作さんも石田ひかりさんも10代の役。
さすがにきっついわぁ…
昭和50年代後半の設定でして、栄作さん、TシャツをGパンの中に入れてるし(^O^)


来週はいよいよ二人の母同士が対面するようです。
母親バトルがあるのでしょうか。


以上、ネタバレ感想でした。

だんだん感想

2008-10-16 00:46:30 | 花街関連テレビ映画
ついに出ました!入れ替わりネタ!
ただの女子高生が1日のみでも双子の片割れの舞妓に入れ替わるなんてありえん。
かなりドタバタでお約束な展開に…
待て次回!です。

松江のトム・クルーズには笑いました。蜆カレーに続き蜆コロッケも…

今日の温習会シーン、鳥追いだから去年の演目だったかな?
やっぱり去年の温習会の映像に嵌め込んだ?
去年は温習会行ってないので番組が手元に無い。
あれば鳥追いを舞った舞妓さんの名前と、今日のオープニングで名前が出ていた舞妓さんと確認出来たんだけどな。

だんだん感想

2008-10-13 18:51:05 | 花街関連テレビ映画
「だんだん」見てます。
二週目はタイマー予約忘れて全部は見てないのですが、二人の出会いの話はちゃんと見られました。

双子の二人がどうして離れ離れになったのかはまだはっきりしていませんが、今日の放送で二人の父親と母親が誰かは、めぐみが戸籍をみた事で分かりました。
松江にいるめぐみの漁師の父が双子のお父さん、京都にいるのぞみの芸妓の母が双子のお母さん。
松江のめぐみのお母さんは継母。

設定によればお母さんは17歳で双子を生んだ設定だそうです。
凄い若いお母さんだし、舞妓になって何年もしないうちに、運命の相手と出会って舞妓引退、結婚出産離婚で芸妓として再出発という設定なんでしょうか。
随分とスピーディーだなぁ。
両親がどうやって出会い、何故別れ、どうして子供を離れ離れになる事になったのか、今後分かって行くでしょう。
松江のお父さんはひょっとしたら子供が双子だって事を知らない?そんな訳はないかな。
全話見てないのですが、今現在の放送を見てなんとなく思いました。



さてさて、舞妓オタクとしての突っ込みです。
まず、舞妓「夢花」ことのぞみは、大きい舞妓さん(おふく髷を結っている年長の舞妓さん)で衣装は襟が白く片方の肩に柄があり、髷につけた赤い布など大きい舞妓さんになったばかりの雰囲気の物なんですが、花簪は小さい舞妓さん(割れしのぶ髷を結っている年少の舞妓さん)の物ですね。
これまで8月のススキと9月の桔梗の花簪を挿して登場しました。
二人の出会いの日が18歳の誕生日で、実のお母さんからのプレゼントでそれまで小さい舞妓さん向けの花簪から大きい舞妓さん向けの花簪に交換していましたが、9月の桔梗は小さい舞妓さん向けのの花簪でした。
小さいお花が沢山付いた花簪は大きい舞妓さんも挿す事はあるんですが、勝山と呼ばれる髷の手前に挿す、頭頂部を覆うような簪の部分は小さい舞妓さんのだと幅が広くて段の数も多いんです。
どうみても小さい舞妓さんのだったなぁ。
誕生日プレゼントにススキの簪を貰っている時に、もう18歳だからピンクは…とお母さんに言われているシーンがあります。
ススキの花簪は銀紙で出来ていて、裏が舞妓さんのキャリアによってピンク→水色→白となり、花びらのように沢山重なっていて、その裏紙の色が銀紙に反射してピンク色がかった銀色や水色がかった銀色というように見える作りになっています。
舞妓さんはキャリアにあった装いに厳しいので、いくら見た目が幼くても、それなりにキャリアがついてくると「あんた、まだそんな赤いのしてるんか?」と周りの人から注意される話を聞いた事があります。
「もうピンクは…」という台詞はそういう意味なんですが、せっかく脚本がちゃんとなっていても、細かい所もきちんとしてほしいなぁ。



今日の放送は温習会のシーンがありました。
オープニングに祇園甲部の現役の舞妓さん数人の名前が出ていたので、本物の舞妓さんが出ると喜んだのですけど、どうやら温習会の去年の舞台映像を使用してたみたいで、本物はそれだけの出演だったみたいです。
他に舞妓さんが出ていたシーンは無かったし。
都をどりのシーンなどは実際の舞台映像に役者さんをはめ込んでいるらしい、という話をちらっと聞きました。
今日の温習会シーンも去年の舞台の映像を合成したのじゃないかしら。
舞の振りのタイミングとかあって合わせるの大変そうだし、本当かどうかは分かりませんが…


全体的には私は悪くないと思ってます。衣装も髪型もちゃんとしてるし。
他のドラマじゃ舞妓さんの日本髪も半カツラでバレバレな事多いですしね~。
夢花役のカナさんの白塗りが似合わないという評判があるようですが、好みの問題かもしれませんが私はそれ程悪くはないと思ってます。
ただ、白粉がなんとなく薄く感じました。
うちのテレビのせいかしら?
じゃんけんで負けた方が舞妓役になったという噂は本当でしょうか(笑)
ネットでの評判も悪い所ばかり見掛けます…
まぁ、これからこれから。

時間があればそのうちまた感想を書きます。

以上、舞妓オタクの知ったかぶりな感想でした(笑)