はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

廬山寺の鬼法楽次第

2006-01-22 02:06:30 | 京都・行事
廬山寺は京都御苑の近くにあります。このお寺が建っている土地に紫式部が住んでいたとか。

節分には廬山寺では鬼法楽次第が行われます。
赤、青、黒の虎のパンツを履いた鬼が踊って僧の修法を妨げますが、追儺師の法弓や福娘によって撒かれる豆の威力で鬼達は逃げて行きます。
鬼の踊りはとても独特でユーモラスです。

私が見に行った時は少し時間が遅かった所為か、踊りが行われる特設舞台の周りは大混雑。同行した友人と離れ離れになって見物しました。
鬼法楽の後は廬山寺を開いた元三大師・良源さん縁の鬼の面が登場していましたが、残念ながら私は見れませんでした。

邪気払いされた鬼に、体の悪い所を加持して貰えます。
右の画像の肌色の鬼が加持をしていました。赤や青い鬼達はとは雰囲気が違いますね。

平安神宮の節分

2006-01-16 22:45:33 | 京都・行事
平安神宮の節分は古式ゆかしい神事です。
目が4つあるお面を被った「方相氏」が登場して、美豆良(みずら)という髪を結った童子を引きつれ鬼を払います。
朱塗りの平安神宮で古式ゆかしい神事はなかなかの壮観でした。方相氏に従う童子も可愛かったです。昔の宮中へタイムスリップしたような感覚になります。


神事は午後からですが場所取りの為一時間以上前から待っていましたが、既に結構人がいました。
神事には陰陽師も登場するのですが、装束は奈良時代風の衣装で、童子の装束も平安よりは奈良時代風になるのかもしれません。

祇園のえべっさん

2005-12-18 17:01:23 | 京都・行事
京都のえべっさんといえば大和大路の京都ゑびす神社が有名ですが、八坂神社にも蛭子社があります。
1月9日には蛭子社祭が行われ、七福神を乗せた蛭子船が巡行するのですが、その巡行では「福娘」が四条通沿いにある商店などに福笹を配って回ります。その福娘を数年前にしました。某神社のようにオーディション(^^)がある訳ではなく、ネットで応募して神前で籤引きをして選ばれるらしいです。

金の烏帽子に千早と緋袴を身に着けて、一軒一軒お店に行って福笹を配ります。八坂神社の石段下から四条烏丸を往復します。これが結構忙しくて大変でした。商店だけではなくファーストフードや会社にもお邪魔しまして、ハンバーガーを食べていたお客さんにギョッとされました。(^^)いきなり巫女さんのような格好をした人がお店に入ってくるのですものね。

寒いし疲れますが、滅多に無い経験ですし楽しかったです。画像はその時の物です。私は昔神社で巫女さんのバイトをしていたことがあるので、装束は全て自分一人で着ました。凄く変な顔で写っているので顔は隠してます・・・・

祇園のえべっさんの福娘の応募は四条繁栄会商店街振興組合のホームページで行っています。来年度の募集は終了しましたが、来年の11月頃にはまたあると思うので、15~30歳までの女性は応募されてみては如何でしょう?ボランティアですから遠方でも交通費は自腹です。(^^)福娘にはお土産に福笹とお守り、直会におこわを頂きました。おこわ、美味しかったです。
テレビや新聞の取材が随分ありましたので、ひょっとしたらどこかに写っていたかも。

中秋の名月

2005-09-15 21:47:54 | 京都・行事
京都ではこの中秋の名月の時期には神社仏閣で観月茶会や管弦祭が行われます。
数年前に嵯峨野の大覚寺の観月の夕べに行ってきました。偶然同日に京都に来ていた友人と大沢の池の畔で出会えました。
大沢の池に龍頭鷁首を付けた屋形船を浮かべ、それに乗る事が出来るのです。物凄い大行列で諦めましたけど(><)

船の上から月を愛でるなんて古の人になったような気分でしょうね。嵐山の渡月橋付近でも、観月のお祭をしているらしいです。こちらは川に浮かべた船に乗れるみたいですよ。

今年の中秋の名月は9月18日です。