ピンクの三輪の梅。
花櫛は花簪に合わせてピンク色、丸い形で可愛らしく。
花簪の反対側には、雪の結晶を象った前挿し。
おふく髷の大きい舞妓さんなので、髷にはおふくがけ。
ちりめんの半襟を利用して作ったと思われるおふくがけは、花簪とお揃いで梅の刺繍入り。
おふくがけは薄い黄緑色でしたが、お衣裳も同じ色でした。
色や柄を合わせるのもお洒落です。
こういう物は舞妓さんが自分で作ることが多いと聞きますが、ご本人に伺ったところ、屋形のお姉さんに作って貰ったものだとか。
梅の花簪は可愛いですね~。
和菓子みたいで(^^)
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展示されていた花簪です。
9月は桔梗。
桔梗の花簪の写真はあまり良い物がなくて。
小さい舞妓さんは、ピンクと紫のツートンカラーの桔梗が多いようです。
大きな舞妓さんになると、紫の三輪や一輪、ピンクの三輪の桔梗に、縮緬で包んだ丸い櫛に銀糸を巻いた糸巻き櫛というコーディネートが多いです。
9月の変わり簪として萩もあります。
黄緑色の葉に薄いピンクの萩の花がついていて、藤や柳の花簪のようにぶら下がり系の花簪ですね。
9月の上旬では芸舞妓さん達の衣装は夏の衣装。
中旬になると衣替えをして、絽の引き着から単衣袷に変わるそうです。
帯は絽で、6月の装いと同じですかね。
昔は9月の秋分の日前後にはよく京都へ行っていましたが、最近はご無沙汰。
夏のきつい暑さも引いてだいぶ過ごしやすくなってくるこの時期が好きです。
来年あたりは行きたいですね~。
9月の後半に行われる櫛まつりもみたいし。
今まで撮らせていただいた、京都の舞妓さんの花簪の写真です。
ピンクの梅の花簪に同色の房が付いています。
店出しから一年未満の舞妓さんの花簪は、小さい花が沢山のデザインが多く、沢山の小さい三角形の布を繋いだ紐状の飾りを数本ぶら下げていますが、一輪や三輪などお花が大振りの花簪の場合、ぶらではなく房を付けることが多いです。
ぶら飾りや房は取り外し可能です。
二年目以降になると、ぶら飾りや房を取り外して髪に挿します。
梅の花簪は、私は色の濃い花が大振りのデザインが好きです。
まさに、この画像の物のような。
梅の花簪の画像を見ていたら、本物の梅の花を見に行きたくなりました(^^)
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