4月は桜の花簪です。
また、変わり簪として金属や羽二重、ちりめん等で出来た蝶々の簪もあります。
上記の画像は、ピンクと白の桜に蝶々が飛んでいる花簪。
この花簪を挿していたのは大きな舞妓さんで、お客様がプレゼントした一品もの。
大きな舞妓さんは一輪や三輪など、花が大きなものを使うのが多いのですが、ご本人が大人っぽいものより可愛いのが良いとリクエストして誂えたとか。
前髪が花簪に引っかかってしまいましたが(^^:)
上記の画像は、お店だししたばかりの舞妓さん。
舞妓さんの花簪は、姉芸妓が作ってあげることが多いとのこと、こちらは多分お姉さんが作ってあげたものでしょう。
濃い目の桜に銀の蝶々が飛んでいます。
小さい舞妓さん向けの4月の花簪は、もうちょっと薄いピンク色の小さい桜が集まったものに蝶々が飛んでいるもの、桜と雪洞なども良く見かけます。
一枚目の画像の花簪ですが、花の中央の部分はうろ覚えですけど、確か馬の毛で出来ていたと思います。
現在、材料の入手が難しい為、こういうタイプのものは製作が難しくなったとかで、二枚目の画像のお花の中央の部分のように、金属的なもので製作することが多いらしいです。
花簪を作る職人さんも減っていますが、材料自体が入手が難しい為に、こういった素敵なものがいつかは作れなくなってしまうかもしれませんね・・・・
4月の花簪については、「都をどりのお衣装」・「都をどりのお衣装その弐」もご覧下さい。