はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

月刊京都

2009-03-08 20:00:18 | 京都・本
白川書院の「月刊京都」。
2009年2月号は祇園特集。
昔の祇園と今の祇園についてのエッセイ、現在放送中のドラマ「だんだん」の舞台となっている祇園のマップやドラマの設定などが紹介されています。
だんだんのヒロインの一人は舞妓を辞めて歌手になりましたが、祇園甲部の現役の芸妓さんでもあり歌手でもある方の記事もあります。
私の大好きな、内田康夫さんの浅見光彦シリーズ最新作は京都が舞台となっており、内田康夫さんが語る京都と祇園についてのインタビュー記事もあります。

「月刊京都」は時々祇園や京都の花街特集をしたり、祇園祭や季節の行事の紹介もあり、気に入った内容の時は購入しています。
でも近所の書店では取り扱いがないので、大手書店や東京駅前の京都館などで入手します。
京都館は京都の物産の販売以外に京都関連の書籍も充実しているので、京都に行けなくても京都以外はあまり出回らない本も買えるのでありがたいです。
2009年2月号では、一見さんでも芸妓さん舞妓さんに会えるお店も紹介しています。
お茶屋さん以外にも、祇園周辺の旅館やホテル、飲食店でも芸妓さん舞妓さんを呼べる所は結構あります。
舞妓さんに会いたいから、お座敷遊びがしてみたいからお茶屋さんに行きたい、という方は結構いると思いますが、一見さん向けのプランがあるお店なら紹介者はいりません。
お店によっては舞妓さんとお話するだけ、または舞も見られたり本格的なお座敷遊びも出来ます。
お茶屋に連れて行ってくれる方がいない場合、一回くらいお座敷遊びをしてみたい、お話してみたい、というだけなら一見さん向けのプランを利用されるのが良いと思います。
お茶屋さんは遊びの代金が後日請求されますが、こういったお店なら事前に大体の予算も分かるしその場でお支払いするのでお財布も安心です(笑)
一見さん向けのプラン場合、芸舞妓さんの花代プラスご祝儀プラス飲食代等がセットになっている事が多いようです。
実際にお茶屋さんの建物に入って味わえる空気とは違うのでしょうが、真の花街のお客様になるには様々な覚悟が必要なのでしょうねぇ…
一見さん向けのお店の紹介記事では、お座敷でのマナーについても少し触れられています。
最近は観光客がお座敷へ向かう舞妓さんに群がってトラブルが度々起きていると言われていますが、一見さん向けのお店においてもマナーの悪いお客様の話を時々耳にします。
お茶屋さんなら、お茶屋の女将さんや紹介者の方がマナーについて教えてくれるのでしょうが、お茶屋さん以外ではなかなか難しいものがあると思います。
お店の紹介をしつつマナーについても説明があるのは良いと思います。
初めて舞妓さんに会って舞い上がり、うっかりおかしな振る舞いをして恥ずかしい事になってしまうなんてありえますしねぇ(汗)
実は私の友人も、一見さん向けのお店に行って、浮かれて顰蹙な発言をしちゃった人がいます…

2月号には、祇園ことばミニ辞典も載っていて、私も知らないことばや、違う読み方をしていたことばもあって参考になりました。


「月刊京都」は年間購読の他、バックナンバーの取り寄せも出来ます。
個人的にはちょっとお高いと思いますが(笑)おすすめです。
で、こういう本を読むと京都に行きたくてしかたないです。
でも暫く京都はお預けです。

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