1879年、台風が上海を襲い、黄浦江を航行する船舶に甚大な被害が発生しました。そのため1883年、フランス租界の公董局と英国租界の工部局が共同出資し、両租界の境界地点に信号台を設置しました。
徐家匯の天文台から電話連絡を受け、1日5回、気圧や風力や翌日の天気予報や警報を旗信号などで黄浦江を航行する船舶に伝達しました。
現在の建物は1907年に建築され、円柱の部分は高さ36.8mあり、その上の鉄塔を加算すると50m程になります。
ラジオや電話によるの天気予報が普及したため、1965年頃までにその使命を終えました。
長く上海発展に貢献した重要な建築物だと認められ、1993年10月、外灘総合改造計画に伴い、撤去されずに元の地点から東北へ約20m移設されました。
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