「同時代」第3次・第35号 2014-04-07 | アート・文化 いつせいに降車ボタンが光れば春 高橋博夫国原にみてらみほとけ鳥帰る 同鑑真忌をちこちに鳥目ざめゐて 同ゆく夏のつぶさに見ゆる岬の灯 同
「LOTUS」第27号 2014-04-04 | アート・文化 麦秋の縄目かすかに日の乙女 九堂夜想冬の山脈陽に一毛のゆらぎかな 豊口陽子 ひとつ家 背戸から枯野へ 火を借りに 酒巻英一郎 誰がための言葉ぞ無限花序にして 志賀康
「里」2014年4月号 2014-04-04 | アート・文化 春休みプールの底に人がゐる 上田信治山藤は鈍き痛みのままに咲く 月野ぽぽな小鳥の巣そらをいちまいずつ捨てる 河西志帆話すとは聲はなつこと春の山 仲寒?大根の鬆に溜まりゆく朧かな 島田牙城春の田のいよよあらくさ浄土かな 中村与謝男白もくれん風をとほせる首まはり 佐藤文香茂吉忌の野火妖しげに太りゆく 谷口智行