ガジュマルの神老いたるか木下闇 長谷川櫂
鏡餅光ははるか宇宙より 同
龍の目の動くがごとく春の水 同
八月や空に峠のあるごとく 同
一頭の鮭を虚空に吊るしけり 同
ガジュマルの神老いたるか木下闇 長谷川櫂
鏡餅光ははるか宇宙より 同
龍の目の動くがごとく春の水 同
八月や空に峠のあるごとく 同
一頭の鮭を虚空に吊るしけり 同
昼寝して人間といふ大自然 長谷川櫂
『芭蕉の風雅 - あるいは虚と実について-』は、「虚に居て実をおこなふ」という蕉風の本質を見直して、現代俳句の在り方を問う好著。現代俳人必読の書と思う。