限りなくひとりになりし竜の玉 岡田耕治
高野山に帰る人ある寒気かな 同
白梅に来て耳鳴を取りもどす 同
コンピュータ開くと草の青みけり 同
閉校の近づいている桜かな 同
「ギャラリー」および「俳句鑑賞三六五」では、拙句をお取り上げ頂き心よりお礼申し上げます。
限りなくひとりになりし竜の玉 岡田耕治
高野山に帰る人ある寒気かな 同
白梅に来て耳鳴を取りもどす 同
コンピュータ開くと草の青みけり 同
閉校の近づいている桜かな 同
「ギャラリー」および「俳句鑑賞三六五」では、拙句をお取り上げ頂き心よりお礼申し上げます。
白鳥の声人の世の永からず 高野ムツオ
原子炉と眠れる億の虫の息 同
たましいは肉質にして黒海鼠 渡辺誠一郎
息白し星が生まれて消えるまで 宇井十間
雪深き飛驒の國より寒見舞 尾村勝彦
冬浪の白刃せまる地球岬 同
寒卵ニュートリノもすりぬける 十河宣洋
十河宣洋氏の「俳句散策(現代俳句鑑賞)」にて拙句を鑑賞して頂きました。心よりお礼申し上げます!!
行雲流水螢訪う文殊の地 金子兜太
青空に茫茫と茫茫とわが枯木 同
紅梅を埋めし白雪無心かな 同
柳に風生死一人の世界にて 相原左義長
羊歯群落透明に透明に柵は 武田伸一
丘に乳房をあつめて春の来ていたり 前川弘明
少年ひとりで切傷愛す杏林 北原志満子
かつ丼の蓋の雫や春浅き 小川軽舟
左手は闇を掴む手月冴ゆる 奥坂まや
くりかへす鬱梟も苦しむか 柳克弘
はくれんが散るさやうならさやうなら 市川葉