2014年10月18日(土)
先週までの台風連続来襲が遠い昔に思える良い天気です。こんな日に外出しないのはいけない事のように思えます。車を西に走らせます。やって来たのはJR四国高知運転所。以前は高知駅に併設されていた車両基地が高知駅高架に伴い2002年に東方の布師田-土佐一宮に新設された車両基地です。今日は<第21回鉄道の日ふれあい祭り>開催日で、布師田に移転して以降初めての訪問です。
まずは鉄道部品販売のコーナーに向かいます。何の期待も持たずにコーナーに近づくとブースのテント横にたくさんの2000系の正面ガラスが立てかけてあります。一部はアンパンマン列車用で戦闘機の撃墜マークのように★マークがたくさん描かれています。<現役特急の新品同様の列車の顔と言っても良いパーツが無造作に積み上げられている。これはすごい!すごすぎる!>と思い、値段が折り合えば車で来ている事ですし、このまま買って帰ろうと思ったりしましたが、どうもおかしい。用途廃止の部品にしては美しすぎます。こちらの方は売り物では無いようです。
実際に売りに出されていたものは、テントの左側に積み上げられていました。さすがに使い古された品だという事が一目でわかります。
3色信号機が5000円
八百屋の野菜のように積み上げられていた踏切の赤い警報ランプが1つ300円。試しに持ち上げようとすると片手では重すぎる・・・。これでは家に持ち帰っても持て余すか・・・。
ちょうど、オークションが始まるところです。マニア垂涎の品々?がテーブルに並べられてい
ます。サボは5000円からスタートです。ムーンライト高知などの愛称名が入った品は1万円前後で競り落とされていきますが、禁煙車や指定席のプレートは将来的にも入手可能だからでしょうか?どれだけ状態が良くても、誰も手を挙げません。多くの売れ残りを出したまま消化不良気味にオークションは終わってしまいました。
2000系振り子体験に参加します。運転台付きの貫通型先頭車2100形2108車内に乗り込むと、いきなり車両が左右に大きく傾き、最大傾斜角5°の振り子を体験します。遊園地のアトラクションの様で大人でも<ウアー>と声を発しています。結構楽しい・・・。やがて車両はゆっくりと前進しターンテーブルの上に乗ります。そこで反時計回りに車体を回転させ元の位置に帰って来ました。そこで解放されるかと思いきや、乗車した反対側の扉から出て洗浄線に案内されます。洗車体験とセットになってい
るようです。せっかくなのでこちらも体験します。いったん車両基地の入口付近の引き上げ線まで移動するので、基地の概要を把握するのには役に立ちます。ガソリンスタンドの洗車機に入る時とそう違いは無いと思うのですが、鉄道の洗車体験はみなさん大人も子供もテンションが上がるようです。
高知と言えばアンパンマン列車。という訳で、展示車両を見学します。徳島に住む私は、高知方面へ向かうときは高速道路を利用することが多く、土讃線のアンパンマン列車の車内に入るのは恥ずかしながら初めてです。運転台付きの非貫通型先頭車2000形
2030はグリーン車・普通車の合造車です。グリーン車部分は3列シートの落ち着いた室内ですが後方の普通車部分は<やなせたかしワールド>がさく裂しています。たくさんのアンパンマンキャラが天井・床・側面にこれでもかと描かれています。小さいお子様はきっと大喜びする事でしょう。
大都市周辺のイベントに比べれば、こじんまりしたものではありますが、大人から子供までの来場者を楽しませようと、いろいろと工夫されているのが伝わってくるお祭りでした。
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