2014年3月8日(土)
少し早めの昼食をとり、カメラを持って自宅を出ます。国道11号線を北に走って香川県へ・・・。今日は一部で話題の<なんちゃって新幹線>こと鉄道ホビートレインが高徳線を走ります。 この日本の鉄道史上でも10指に入る(かもしれない)奇抜なデザインをした車両が、デビューお披露目として徳島にやってきます。その回送列車を捉えようと思います。もう少し高松寄りの、開けた場所で待機したかったのですが、間に合いそうにありません。三本松~讃岐白鳥の湊川鉄橋たもとで撮影します。やがて遠くから白っぽい、今風の気動車が近づいて来ます。えっ!と小さな声が出てしまいます。前面は平面のマスクにボンネットがあるかのような画が描かれています。でもどう見ても平面にしか見えません。安直というか、しょぼいというか・・・。なにか違う・・・。そしてごく普通の側面を見せたあと、その走り去る後ろ姿を視界に捉えた瞬間、私は頭が痺れました・・・。感動した時に感じるシビレタでは無く、感覚が麻痺した時に出る痺れたです。
ホントに作ったんだ。<なんちゃって新幹線>!
この時、私が撮影している後ろで、踏切待ちをしていた乗用車のカップルの眼が、二人揃って大きく開いていました。今見たものはなんだったのだろうかという表情は、まるでUFOかUMAを観たかのようです・・・。
こうなると、新幹線0系のマスクをした側をもっとよく見てみたいという欲望が湧いて来ます。予定にはありませんでしたが、鉄道ホビートレインを追いかけます。引田まで戻ると運転停車中です。車体を眺める為、駅舎の向かいのホームへ行こうと袴線橋を渡ろうとしますが、渡り終えないうちに、徳島方向へ発車していきます。走り去る後ろ姿しか収められません。とは言えボンネット側のなんちゃって感の凄い事・・・・!ここまで手作り感がある車両は、ある意味すばらしい。観る者すべてが感じるだろう違和感は、街で暴れる偽ウルトラマンを観た時に感じる感覚に似ている様に思います。全然似ていないけど、本物そっくりと言いきってしまう強引さが、清々しい!
もう少し、なんちゃって感を楽しんでみたいと思います。
この鉄道ホビートレイン、明日は鳴門線を走ります。
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