日本オリンピック委員会HPから、羽生選手のインタビューを拝見致しました。
そこで、羽生選手の、ソチ団体戦ショートプログラムの時の、素晴らしすぎる「最高の勘違い」が、判明致しました。
以下、インタビューの羽生選手の発言の、抜粋です。
団体戦ショートの時の、「ロシアコール」の異様な雰囲気のことを問われて。
「でも実は僕、『ロシア』コールじゃなくて、自分のコールだと思っていて、すっごく嬉しかったんですよ。(笑)
(リンクに)入る前からコールされて、こんなに気持ちいいことはないと。」
そして、「自分でそう思うようにしたのではなくて、完全に勘違いだったのか?」と問われて。↓
「完全に勘違いです。(笑)
緊張していて、自分の演技が始まる前の1分間でも 「絶対に俺のコールだろ」と思って、すごく嬉しくて。
それでいい演技が出来て、帰って(映像を)見直したら、どうしても「ロシア」にしか聞こえないから、「あれ、おかしいな」と。
その時初めて、気づきました。 (中略)… 「ロシア」だとわかったら、精神的に違っていたかもしれません。…(以下省略) 」
すごい!素晴らしすぎる勘違いです!大いに笑わせてもらいました。
さすが羽生選手。 「絶対俺のコールだろ」って、緊張している中でもそう思えるのが、羽生選手らしいですね。
オリンピック大舞台での、これ以上ない、最高の勘違いです。(笑)
フィギュアスケート選手としてはこの上ない、羨ましいほどの性格です。(笑)
あの場面、私は羽生選手がモノともせずに非常にニコニコしているので、「あれ?これってもしかして羽生コールなの・・・?」と思ってみていました。
発音ではそのようには聞こえなかったけど、とにかく大音量でワーワーうるさかったから、よく聞き取れないけど、羽生応援の「羽生コール」もかなり混ざっていて、現地の羽生選手にはしっかりと届いているのかも、と…。
あの場面のVTRは日本で散々流れましたが、様々な番組で、アナウンサーや解説者たちが、「この凄いロシアコールの中でもこの演技!」「羽生選手、すごい精神力です!」みたいに絶賛していたと思うので、このオチはとても笑えます。
でもこれも、普段から失敗にもめげず、前向きにひたすら挑戦し続ける羽生選手の、強烈なプラスな思考回路のなせる業だと思います。
ものすごい努力の果てに掴んでいる内なる自信、自己肯定感が、土壇場で自分自身を助けているのではないでしょうか。
また、こういう風に、素直に正直に告白してくれるのが、羽生選手の魅力でもあります。
インタビューの後半で個人戦のフリーの演技にも触れ、日本でテレビの前にいるファンからの雰囲気(応援)も感じとれた、と発言しています。
さらに演技後に、チャン選手と、(羽生)「どうしたの?何が起きたの?」(チャン)「わからない」などと話したそうです。
これとは別のインタビューで、「チャン選手の演技を応援していた、それが結果的に(その後の)自分のためにもなると思った」というように答えていたのを見ました。
また、お互いに同じ状態だったので、彼とはこれからの「試合で全力でぶつかり合いたい」、とも。
演技終了後、珍しく、羽生選手とチャン選手がお互いにすっきりした穏やかな笑顔で会話を交わしている場面がテレビでもしっかりと映っていましたが、(音声はなし)、そういうことだったらしいです。
ソチ現地時間では22日(土)、日本時間で23日(日)の午前(夜中)に行われるエキシビションと、3月の世界選手権を楽しみにしています!
羽生選手、よく休息して体を回復させて、また元気に活躍して下さい!
このインタビュー全文へのリンクはこちらです。↓
日本オリンピック委員会 特別インタビュー: 羽生結弦/男子フィギュアに新たな歴史を刻んだ19歳
http://www.joc.or.jp/games/olympic/sochi/news/detail.html?id=5115