プロ・アスリート羽生結弦 公式・広報サイト(Yuzuru Hanyu' s Official Site)花を咲かせよう!

フィギュアスケートのプロでプロ・アスリート、
表現者・羽生結弦の公式・広報サイト 
teamSirius広報

ソチ・個人戦SP 羽生選手圧勝、史上初100点超えの凄さ!

2014-02-14 | ソチ五輪関連

やはり、やってくれました! 真夜中に興奮しすぎました!ショートプログラム、101.45点。

ソチ五輪の個人戦、ショートプログラム(SP),羽生選手はノーミスの演技で、公式国際戦で史上初の100点超えを達成!!(国内では出したことがあります。昨年末の全日本選手権で。)

初オリンピックでノーミス、史上初の記録を打ち立て、文句なしの首位に立ち、もうこれ以上はないという結果です。

羽生選手の、キスアンドクライ(得点を待つ場所)で得点が出た時の、渾身のガッツポーズが嬉しかったです!

オリンピックという異常な緊張感、様々な大波乱が起こる中、ここまで出来るのは本当にすごいと思います。

でも、さすがにやはり緊張していたようで、足の上がり方や腰の下がり方など、全体にいつもよりちょっと硬めに見えたのですが、非常に丁寧に滑っていて、ジャンプの軸が傾くようなことも一切なく、全体を無難にまとめきり、見事なノーミスで高得点を出しました。

一つ一つの要素を丁寧に確実に完璧にこなそうとする姿が際立っていて、細かいところまで努力の跡を感じました。特に難易度の高いジャンプは全て完璧でした。

 

一方、羽生選手憧れのロシアのプルシェンコ選手が、6分間練習で体に異変が起きてしまい、まさかの棄権になるという、信じられないような展開。 アメリカのアボット選手もまさかの大転倒と激突であわや棄権かと思いましたが、その後頑張りました。 やはり何が起きるかわからないというハラハラ感がありました。

プルシェンコ選手は、練習の時から、様子がおかしかったので、気にはなっていましたが、オリンピック出場4度目、なおかつ手術だらけの満身創痍の体で、団体戦であそこまで素晴らしい演技をしてきたこと自体が、本当は奇跡のようなことだったのかもしれません。

今回初めて導入された団体戦への出場がなければ、きっと個人戦で演技が出来たのでしょうけれども、最後は自分のためではなくてロシアのために金をとって終える形となったプルシェンコ選手は、ある意味では、「皇帝と呼ばれるに相応しい」「彼らしい」最後だったような気がします。

団体での演技、ショートもフリーも、体の状態を思えば、私は、プルシェンコ選手は本当にもう、「さすが」だったと思いました。魅力は全然失せていませんでした。普通の人間なら、こんな過酷なスポーツに挑めるような体の状態ではないと思うので、本当に天才にしかできない、奇跡の演技だったと思います…。

ご本人は失意で、そのまま引退表明をなさいました。

「神様に、これ以上は無理だ、と言われたと感じた」「痛みが酷く、オリンピックよりも最後は自分の体を選んだ」とコメントされました。

最年長と言ってもまだ30そこそこですから、今後の人生のためにも、ご自分の体をとって正解だと思うし、大事にして欲しいと切に思います。もう、あまりにも、十分すぎるほどフィギュアスケートに貢献してきた人ですから、今後は別の形で活躍・貢献していって欲しいです。

団体戦だったとはいえ、ショートプログラムで、羽生選手との対決を見ることができたのは、私は幸せでした。

ありがとうございます、お疲れ様でした、と言いたいです。

フィギュア界の大天才が現役引退を表明せざるを得なくなった日に、彼が常々「後継者指名していた」羽生選手が、歴史的最高点を出すという、本当に象徴的な日になりました。

プルシェンコ選手の演技が見られなかったのはショックだったし残念だったのですが、既に伝説の選手ですので、私は彼が羽生選手以外に負けるのをあまり見たくはなかったし、半端な痛みを抱えて無理に完成度の低い演技を押し通し、メダルなしの結果に終わったら、彼のキャリアイメージへの打撃も大きかったと思うので、本人の意思に反してそういう形で「演技せずに」終わる形になったことは、何か「天才」に対する、天からの采配のような気がしてしまいました。プルシェンコ選手の言うとおり、「神様が止めさせた」気がしました。

羽生選手は、団体戦フリーのプルシェンコ選手の演技を生で見て、すごく感動したそうですが、本当に、彼のラストとなる演技を、まさに最初で最後に、間近で見ることが出来て良かったと思います。(羽生選手は団体戦のフリーでの出場はなかったため。)

個人戦のみだったら、お互いライバルということで、自分の演技に集中するために、当日、目の前で見ることは難しかったでしょうから、その点も、彼に長年憧れていた「羽生選手にとっては」、有難かった点なのではないかと思いました。これもまた、天の采配だったのか…。

 

チャン選手は、ほんの少しの失敗が見られたものの、心のこもった、集中力を感じさせる、流れるような美しい演技だったと思いました。

高橋選手は、ちょっと弱気になっているように見えましたが、あれだけの騒動、不運の重なってきた中、それでもここまでやれるのはさすがだと思いました。

町田選手は、ジャンプの細かいミスのせいで、得点はあまり伸びなかったのですが、それ以上に、全体として非常に感情の伝わってくる、心のこもった、全身全霊という印象の演技を見せてくれました。私は、得点と関係なく、彼の姿勢、演技そのものに非常に感動しました。

明日のフリーは、また、それぞれのベストを見られますように。

羽生選手にはもちろん、4回転サルコーをしっかりと成功させて、自分で納得の出来る、今までで最高の演技を見せて欲しいです!

「明日は明日でベストを尽くす」と、非常に冷静なコメントをされていたので、きっと大丈夫でしょう!

羽生選手、頑張れ~~~!!!!日本選手、みんな頑張れ~~~~!!!!