フィギュアスケートマガジン2019-2020 Vol.1 オータムクラシック特集号 (B.B.MOOK 1461) | |
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インタビューの詳細がことごとく載っています。↑
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スポニチアネックスが、フリー後の合同取材会見での羽生選手インタビューを、また詳しく出して下さいました。こちらをどうぞ 続きはこちら
インタビュー内容全文は、別記事に詳細をUPしました。こちらをどうぞ
羽生選手の「Origin」には、私が出している別ページの内容の他に、まだ、もう一つの、非常な大きな柱となるものがあります。時間ができたら、タイミングを見て、そのうちUPする予定でしたが、今までの衣装じゃ、あまりにも侮辱的過ぎて失礼過ぎて、とても出す気になれません…
羽生選手の2019年初戦、オータムクラシックでの、フリーの演技「Origin」です。
史上最悪の酷い悪魔衣装でしたね。大勢が魔王などと騒いだのが、何よりの証拠。
言っておくけど、羽生選手がデザイナーだなどと言ってきた、伊藤聡美の言葉は嘘ですから。
羽生選手は当時から、きちんと別の説明をしていましたよ。
プルシェンコ リスペクトには、最もほど遠い、究極の侮辱衣装です。
満身創痍の羽生選手の身体を考えても、絶対にあり得ない、首・肩周りの過剰装飾の、
ジャンプ妨害デザインです。
類は友を呼ぶ。
羽生選手は、めげずに勇気を持って、やるべきことを頑張って下さい!
羽生選手の演技、動き自体は、とても良くなってきてました。
こちらは、表彰式とその前後の様子の動画です! 羽生選手は無事優勝出来て、嬉しそう。
https://skatecanada.ca/2019/09/icymi-aci19-on-ice-perspective-mens-medals/
こちらは、フリー終了後、初戦を終えた後の、羽生選手の一問一答インタビューです。
時事通信が、インタビュー詳細長文を出してくれました!感謝。こちらより
(黒い太字が羽生選手の答え)
是非みなさんにしっかりと読んでいただきたいですね!
羽生選手が魔王衣装なんかを望んでいたかどうかなんて、バカバカしくて、
議論にもならない。
火を見るより明らかです!
アイスショーの時でさえ、わざわざ着替えてジャンプを跳んでいた羽生選手が、
試合本番で、ジャンプを跳びにくい衣装なんか望むはずもないですね。
本当に自分の人生を懸けてきたアスリートを、何だと思っているのでしょう…!
-初戦を終えて見えた課題は。
ノーミス以外は敗北みたいな感覚が常につきまとった状態で試合をしている。また新たなプレッシャーと戦いながら試合をできた。試合ごとに違った緊張感や、体調や、そういったものが存在すると思う。これまでの経験を生かして、うまく対処しながらいい演技を目指したい。
-今季、新しいジャンプは。
(フリーは)後半に4回転を3本跳ぶ構成で。グランプリ・シリーズの間に、ルッツを入れるか入れないかを考えながら練習したい。(後半の4回転3本は)サルコー、トーループ、トーループかな。4回転5本でいけるようにはしたい。
-4回転半も入れるか。
跳べれば。跳べるという感覚が、試合で跳べる感覚なのか、練習で一発たまたま跳べるという感覚なのか。とりあえず試合で成功できるレベルに達して、それから完成度を上げていって、ちゃんとGOEを取れるレベルにまでしていかないと試合には入れられない。けがのリスクもある。試合と両立してトレーニングをしていかなくてはいけない。
-4回転トーループからの3連続はフリップを跳ぶ新しい組み合わせも。
1点でももぎ取ろうと思ってはいるので、どこからでもいろいろなジャンプを跳べるように心がけて練習している。
-4回転トーループ-3回転半は入れないのか。
得点としてのうまみがあまりない。納得する出来を昨シーズンできたので、まあいいかなと。リカバリーとして使えるジャンプではあるので、最終的にアクセルが1回しか入らないような状態になった場合は最後に持っていくことも可能なように。それを頭の中に置きつつ練習して、さらにいい精度、完成度で跳べるようにしたい。
-新しいジャンプの挑戦が多い。
今のジャンプ構成と、完成形で目指している構成は違う。具体的にはまだ言わないが、だからこそいろいろなジャンプの練習をしなくてはいけない。最終的に「Origin」と「秋によせて」の完成形のためにも、難しいジャンプをもっとやっていかなくてはいけない。
-挑戦への原動力は。
この二つのプログラムを完成させたいというのが一番。もちろん勝たないと意味がないが、その上で自分が求めるクオリティーの、自分が求めるジャンプ構成でやりたい。
-世界選手権でチェンに敗れた。あの点差を埋めるには。
ベースバリュー(基礎点)を上げるしかない。やはりGOEを取ってなんぼ。GOEの限界もあるし、そこには人の評価軸も存在する。結局は難しいものを跳んでなんぼなんだなという感じ。
-フリーで4回転5本。チェンに勝てる構成か。
自分ができうる最大限の構成を常に考えている。もちろん世界選手権のジャンプ構成が彼(チェン)の全てではないし、もっと上げようと思えばいくらでも上がると思う。彼が最大限やってきたときに勝てる状態にしないとだめ。
-昨季は4回転トーループ-3回転半を基礎点8割でもやった。
平昌五輪が終わってすごくフワフワしていたんだなと思う。4回転トーループ-3回転半をやってみて、しっかりきれいに決めたい、公式記録として初めて決めた人間になりたいという気持ちが強くあった。そこは納得できたというか、消化できたかな。
-勝ちにこだわる自分に戻った。
そうですね。もちろん勝ちたいという気持ちは強い。やはり武器としての(クワッド)アクセルは早く手に入れなくてはいけない。その前の段階として、まずはルッツを。だいぶ使える感覚ではある。その時々で必要か、やるべきか、を踏まえて入れられるようにしたい。
-4回転半はどの段階か。
とりあえず、回って、こけている。回るだけでいっぱいいっぱいなところはまだ少しある。試合とトレーニングを両立させなくてはいけないからこそ、試合に集中すべきときは試合に集中して、時間と余裕があったらアクセルの練習をするという形。
-フリップもやっている。アクセルも含め全種類の4回転を?
そこまではまだ考えていない。フリップは跳びたいと思うことはあるが、自信を持って「これが正しいフリップです」と言えるようなフリップではないので、ちょっと分からない。最終的にアクセルまで跳べて、自分にも余裕があって、公式の記録として全種類(の4回転)を跳べましたというのがほしいと思ったらフリップを入れる。
-欲は出てくる。
アクセルの壁が思ったより分厚くて、まだ苦戦している。今は4A(4回転半)をやるためにスケートをやっているし、そのために生きている。本当は自分の体のことなどを考えなくてはいけない。けががあまりにも多いので。やはり自分の体だからこそできるジャンプ、自分の演技の中だから見えるジャンプというのを追求しながら、高い難易度を目指してやっていきたい。
-4回転半のために生きている日々とは。
まあ、修行僧みたいな感じ。だからパパラッチの方とかが来ても面白くないんだろうなと思う。リンクに行って、練習して、帰ってきて、ご飯を食べて、トレーニングして、お風呂に入って、寝る、みたいな。
-今季の、その先のシーズンも。
やれることをやってという感じ。できることはその時々で限られるので、それをやりつつ、結果としてそうなったらという感覚でいる。まだ成長できる余地があると感じながら練習している。一時期、厳しいなと思ったときもあった。(クワッド)アクセルの壁があまりにも分厚かったので。できるようになるのかと思ったが、今は意外とできそう。いろいろ試しながら強くなれたらいい。
-厳しいと思った時期はいつか。
去年のオータム・クラシックの前後。(クワッド)アクセルをやっている場合ではない、となったときがあった。ハーネスでは降りていたが、ハーネスなしで回る気配がなかった。
-4回転半を決めたら辞めるか。
分からないですよ。フリップをやるかもしれない。
-2022年北京五輪は。
北京ね。そのままやっていたら出るし、負けるくらいだったら辞めろと思っている。ぶざまな姿は絶対に見せたくない。それまでやっているんだったら、4A(4回転半)を目指しながら全種類のクワッドとかを目指してやっているんだと思うし、今もその気持ちで練習している。明言はできないが、常に強い自分でありつつ、その先にそれがあったらみんなうれしいかなと思う。
-ぶざまな自分は見せたくない。
羽生結弦終わったな、みたいな感じで言われるのは絶対に嫌なので。だから今日(のフリー)も自分の中で頑張ったなとは思っていたが、やっぱりああいう点数とかを見ると、かっこ悪いなとすごく思っている。もっと練習します。
-ぶざまな自分とは、どんな。
自分自身への評価が一番厳しいと思っている。「SEIMEI」と「バラード第1番」のときのノーミスした感覚や、(17年)ヘルシンキ世界選手権の「ホープ・アンド・レガシー」の感覚を追い求めて、あの完璧だった自分をさらに超えたいという欲がものすごくある。それができたときにやっとアスリートとしていい形だったなと思えるのでは。それ以外は全部かっこ悪い。
-北京五輪、どれくらい明確に。
競技生活の延長線上にあるくらい。とりあえず今のところ、猛烈に出たいとか、そこで勝ちたいという気持ちでいるわけではなく、とにかく(クワッド)アクセルを跳びたい。アクセルを跳べた上で「Origin」を完璧にしたい。3年、4年とかかるかもしれないが。とにかく体が壊れないようにということを意識しながら、徐々に徐々にかな。
-そのゴールに到達した先は。
平昌五輪を取って、辞めて、1年間プロになってしっかり稼いで、みたいなことを小さい頃はずっと思っていた。平昌が終わって(クワッド)アクセルをやるかみたいな感じで、なあなあな気持ちで始めてしまって。結果として今はめちゃくちゃ勝負が楽しいと思ってスケートをしているが、今の自分の根底にあるのは、支えてもらっている方々の期待に応えられる演技をしたいというのが強い。それがどこまで続くのかは分からない。
-勝利への欲は今どれくらい。
世界選手権で(チェンに)本当に届かないなという感覚で負けて、勝ちたいなと思った。19歳と23歳で五輪に出て、両方とも優勝して辞めるみたいな感じで幼稚園くらいのときから本当に思っていた。だから、その後は、あまり勝利への欲がなかった。世界選手権で、その時点での実力差を感じて負けたことですごく勝ちたくなっている。
-五輪3連覇を見たい。
頑張ります。全然引退しないですからね、まだ。
――ループもサルコーもいけたと思ったか。
「入ってくるまで調子良かっただけに残念だなという感覚はありますし。いいジャンプが跳べてナンボだと思うので、この構成ではやっぱりクリーンに滑りたかったなと思っています」
――朝の練習で感覚が狂った?
「あまりループで苦戦してこなかったので。ここまで来るのに。なので、ちょっとビックリはしていたんですけど。まあでも、そのためのルッツだったり、アクセルの練習だったりもするので、入れようかなってちょっと考えもしたんですけど。でも、朝の練習だったということもあったり。練習と試合の間の時間が普通の試合よりも全然なかったので。ケガのリスクもありましたし。今回はルッツじゃなくてループで。とりあえず形として、まとまればいいなという風に思ってやっていました」
――6分間練習もうまくいかなかった?
「今朝の練習の時点で、最初の方よかったのにだんだん悪くなっていく傾向がアップの時からあったので。もう自分の中で1発だけを集中しようということを意識してやった結果が良かったのかなと思っています。(スピードがなかった?)ちょっと最初の2つ(のジャンプを)かなり無理して耐えていたので。その分の疲れはちょっとあったと思います。
――滑り終わって右足をポンポンと叩いていたが。
「いやもう。本当にあのループと、あのサルコーは本当によく立ってくれたなと思ったので。ありがとうと思っただけで。別に痛いとかではなくて。とりあえずフリーとして、後半は特にですけど、形として整っていたので、そういう意味でありがとうという感じでした」
――体力的に後半はどうだった?
「前半、集中して飛ばしてはいたので。その分の疲れはちょっとあったとは思いますけど。ここまでいい練習をしてこれたというのもあって。そんなに苦しいわけではなく、冷静に詰まったジャンプではダブルにして。その次のアクセルでちゃんとリカバリーすることもできていたので。その点に関しては、問題なかったと思います」
――新しいジャンプを練習しているがゆえに感覚が違ってきたことはあるか。
「それはないと思っています。本当に単純に、試合だけっていう感覚なので。試合に向けての段階が良かったとしても、試合の準備だとかがうまくいかなかった試合だと思っている。せっかくグランプリの前に見つけられているからこそ、いろいろ修正していきたいなと思っています」
――今季初戦でやむを得ない部分があるか?
「それはないんですけどね、やっぱりノーミスしたい気持ちが凄く強いので。自分の中では、あの6分間練習とあの公式練習でループをよくあそこまで固めたなという気持ちがあります」
――回転不足3つというのは。
「そんな刺さってました?トーループが2つ、刺さってます?あれで刺さるの?4ループが刺さっているわけじゃなく?それで点数が出ないのか…。アクセルトーは3、3の方ですかね。普通に降りたなと思ったんですけど。トーループに関しては自分の感覚としては疑問がないので。あまり深く考えてないです」
――感覚、イメージでやったものが、頭でっかちになってきた?
「そもそも、凄い理論武装しているんですよね。感覚人間だからこそ感覚に自信を持ちたいから理論武装するんですよ。だから緊張した時にどうするかとか、負けた後にどうするかとか。ショート悔しい後にどうするかとか。いろいろ全部言葉にして、理論として固めて、感覚を確かめたい部分があるので。もろいんですけど、そういうところがまた強さに変わってくると思うので。そこはうまくまたコントロールしたいと思います」
「回って、こけている。あとは降りるだけ。試合に集中すべき時は試合に集中し、時間に余裕があったらアクセルの練習をする形にはなる」
――4回転半のために生きる、とはどういう日々か?
「修行僧みたいな感じ。リンク行って、練習して、帰ってきて、ご飯食べて、トレーニングして、お風呂入って、寝るみたいな」
――競技生活はずっと続いていきそうだが?
「その時々で、できることは限られている。それをやりつつ、結果として、そうなったらという感覚。まだ成長できる余地があると感じている。厳しいと思った時もあったが、いろんなことを試し、いろんな情報を得ながら強くなれたら」
――リンク以外の楽しみは?
「凄い悲しい人みたい(笑い)。ファンタジー(・オン・アイス)の期間で、アーティストの方々と触れ合えた。表現者として学べる機会ですし、刺激があって楽しかった。今年は全然休養を取ってないが、スケートに集中している日々。まあ、ゲームは楽しいですけど」
-初戦を終えて今後の課題は
本当に何回もやっているはずなんですけど、やっぱり毎回毎回、気持ちっていうのは違いますし。特に自分にとっては、ノーミス以外は敗北みたいな感覚が常につきまとった状態で試合をやっている。そういう意味ではまた、新たなプレッシャーと戦いながら試合できたらと思っています。
-今季、昨シーズン入れていなかった新しいジャンプを入れる予定は
後半4回転3本構成と、とりあえずGPシリーズ中に、ルッツを入れるか入れないかっていうのを考えながら練習したいなと思っています。
-新しいジャンプへの挑戦が多いが
自分の中で(フリーの)オリジンと(SPの)オトナル(秋によせて)は、完成形っていうのが、その自分が入れたいジャンプの構成、今の構成とその完成形で目指しているジャンプ構成とやっぱり違う。具体的にまだ言わないけど。だからこそ、いろんなジャンプの練習はしないといけないと思いますし、最終的にオリジンとオトナルの完成形のためにも、難しいジャンプをやっていかなきゃと思っています。
-4回転アクセルはどの段階か
とりあえず回ってこけてます。あとは降りるだけかなとは思っているんですけど。まぁ、回るだけでいっぱいいっぱいの所はちょっとあります。
-先日、4回転フリップも跳べてると言っていた。全部の4回転を目指すのか。
そこまでは考えてないですね。ただ最終的にアクセルまで跳べて、自分にも余裕があって、公式の記録として全種跳べました、というのは欲しいなって思ったらフリップ入れます。
-やっているとそういう欲が出るか
もともとアクセルは跳びたいと思っていた。ただ思ったよりも壁が分厚くて苦戦はしている。今は本当に、4Aやるためにスケートやってるなって思う。そのために生きてるなって思います。
-2022年(北京五輪シーズン)になったら、その時はどうするのか
そのままやってたら出ます。負けるぐらいだったら辞めろっ、て思ってるんで自分は。本当にはっきり言って。ぶざまな姿は絶対見せたくない。それまでやってるんだったら、多分4Aを目指しながら、全種クワッドを目指しながらやっていると思います。今もその気持ちで練習はしていますし。
スポーツ報知記事より
―初戦を終えて。
「ノーミス以外は敗北みたいな感覚が常につきまとった状態で試合をやっている。そういう意味では、また新たなプレッシャーと闘いながら試合ができた」
―昨季は初戦後に炎がともった。今季は。
「最初からありますよ(笑い)。あんなふにゃふにゃした自分ではない。世界選手権の悔しさはもちろんあるけど、このプログラムに対して胸を張って終われる演技をしたいというのが一番のモチベーション」
―目標の4回転半はどういうレベルにあるか。
「回ってこけてます。あとは降りるだけ。余裕があったら4回転半の練習をするという形にはなっていくかなと思う」
―今後のフリーの構成は。
「後半にサルコー、トウループ、トウループの4回転3本と、とりあえずGPシリーズ中にルッツを入れるか入れないかっていうのを考えながら練習したい」
―4回転5本はネーサン・チェンに勝つための構成か。
「というよりも、自分ができうる最大限の構成を常に考えているという感覚」
―ループもサルコーもいけたと思ったか?
「入ってくるまで調子良かっただけに残念だなという感覚はありますし。いいジャンプが跳べてなんぼだと思うので。この構成ではやっぱりクリーンに滑りたかったなと思っています」
―朝の練習で狂いが生じた?
「あまりループで苦戦してこなかったので。ここまで来るのに。なので、ちょっとビックリはしていたんですけど。まあでも、そのためのルッツだったり、アクセルの練習だったりもするので、入れようかなってちょっと考えもしたんですけど。でも朝の練習だったということもあったり。試合時間が、いつもよりも練習と試合の間の時間が普通の試合よりも全然なかったので、ケガのリスクもありましたし。今回はルッツじゃなくてループで。とりあえず形としてまとまればいいなという風に思ってやっていました」
―6分間練習もうまくいかなかったが?
「今日の朝の練習の時点で、最初の方はよかったのにだんだん悪くなっていく傾向がアップの時からあったので。もう自分の中で1発だけを集中しようということを意識してやった結果が良かったのかなと思っています」
―スピードがなかった?
「ちょっと最初の2つかなり無理して耐えていたので。その分の疲れはちょっとあったと思います」
―滑り終わって右足をポンポンと叩いていたが。
「いやもう。本当にあのループとあのサルコーは本当によく立ってくれたなと思ったので。ありがとうと思っただけで。別に痛いとかではなくて。とりあえずフリーとして、後半は特にですけど、形として整っていたので、そういう意味でありがとうという感じでした」
―体力的に後半はどうだった?
「前半、集中して飛ばしてはいたので。その分の疲れはちょっとあったとは思いますけど。ここまでいい練習をしてこれたっていうのもあって。そんなに苦しいわけではなく、冷静に詰まったジャンプではダブルにして。その次のアクセルでちゃんとリカバリーすることもできていたので。その点に関しては、問題なかったと思います」
―新しいジャンプを練習しているがゆえに感覚が違ってくることはあるのか。
「それはないと思っています。本当に単純に、試合だけっていう感覚なので。試合に向けての段階が良かったとしても、試合の準備だとかがうまくいかなかった試合だと思っている。せっかくGPの前に見つけられているからこそ、いろいろ修正していきたいなと思っています」
―今季初戦でやむを得ない部分があるか?
「それはないんですけどね、やっぱりノーミスしたい気持ちが凄く強いので。自分の中ではあの6分間練習と、あの公式練習でループをよくあそこまで固めたなという気持ちがあります」
―回転不足3つというのは?
「そんな刺さってました? トーループが2つ刺さってます? あれで刺さる?…4ループが刺さっているわけじゃなく? それで点数が出ないのか…。アクセルトーは3、3の方ですかね。普通に降りたなと思ったんですけど。トーループに関しては自分の感覚としては疑問がないので。あまり深く考えてないです」
―感覚、イメージでやったものが、頭でっかちになってきた?
「そもそも、凄い理論武装しているんですよね。感覚人間だからこそ感覚に自信を持ちたいから理論武装するんですよ。だから緊張したときにどうするかとか、負けた後にどうするかとか。ショートが悔しい後にどうするかとか。いろいろ全部言葉にして、理論として固めて、感覚を確かめたい部分があるので。もろいんですけど、そういうところがまた強さに変わってくると思うので。そこはうまくまたコントロールしたいと思います」
スポーツ報知の高木記者のツイッターよりその1
「ああ、羽生結弦終わったなあと言われるのは絶対にイヤなんで。今日も自分のなかで頑張ったなとは思ったんですけど、ああいう点数とか見ると格好悪いなあとかすっごい思ってるんで。もう本当に、もっと練習します」
「今は本当に4Aやるためにスケートやってるなって思うし、そのために生きてる」「修行僧みたいな感じ(笑い) リンク行って、練習して、帰って来て、ご飯食べて、トレーニングして、お風呂入って、寝るみたいな」
羽生選手がこういうことを言うときは、きちんと意図をもって言っています。
わかっているからね、羽生選手。
皆さんに、伝わるといいね。
『「入ってくるまで調子がよかっただけに残念。やっぱりノーミスしたかった」
と唇をかんだ。』
上の記事の隣に載っている写真は、優勝して嬉しそうな羽生選手の写真。
優勝して嬉しそうな羽生選手、他の表彰台の選手たちと。(写真)
こちら、オリンピックチャンネルより、羽生選手の写真と演技の一部、練習の一部動画。
こちらは、NHKニュースの記事より
「あのとき負けた悔しさが根底にあり、今シーズンは特に頑張りたい」
今シーズン、「まだ完璧な形ができていない」という憧れの選手の曲を用いたプログラムに難しいジャンプを構成に入れて完成させることと、4回転アクセルを成功させることを、最大の目標として改めて掲げました。
「3年、4年かかったとしてもこのプログラムを成し遂げたい。すごく胸を張って終われる演技をしたいというのがいちばんのモチベーション」という羽生選手。
2022年の北京オリンピックについて「競技生活の延長線上にあるくらいで猛烈に出たいという気持ちではない。そのままやっていたら出るし、ぶざまな姿は絶対に見せたくない。常に強い自分でありつつ、その先にそれがあったらうれしいかな」
と笑顔を見せながら話しました。
こちらは、ニュース動画です。沢山UP感謝です!
「全然完璧じゃないんですけど、ある程度まとめられたという点に関しては、
まあ初戦にしては上出来だったと思っているので
本当の意味で、今シーズン始まるので…
しっかりと、過去の自分に勝てるように… また、相手にも勝てるようにって、
毎回気を引き締めながら、練習していきたいなと思っています。」
「自分史上最強の自分」 が今シーズンの最終目標。
「その時に何が出来ているかわからないんですけど、ただ、確実にこの時よりは、
今よりは絶対に強くなっていられると思っているんで…」
「パッと見わかんない、みたいな強さじゃなくて
もう完全に、この時よりもは圧倒的に強いよねっていう気持ちが、とりあえずシーズン終わりに向けてはあるので」
「自分史上最強の自分になりたいって思います」(笑)
(途中が色々カットされてつなぎ合わされていますけど、他にも語っていたでしょうね)
Websportiva 折山さんによる記事 羽生選手の公式練習での試行錯誤と決断