母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

四月の句ー九州ー

2016年04月19日 | 

 春に揺れ阿蘇に乱れる火山の土

 爪跡も大いなる大地言葉無く

 若葉萌える阿蘇山麓の空黙す

 火と水と豊かなる肥後哀れなる

 花冷えに夜を過ごせし人を想う

 避難所の軒下の犬のつぶらの眼

 大阿蘇の旅の思い出もはるかにて

 湯けむりの別府に朝の定期船

 友の里春の別府よ若き日の

 雄大な草千里を牛ら草はむも

 歴史古る神の天地に祈り捧ぐ 

 

 

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