母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

九月-秋の黒猫

2021年09月14日 | 
真っ赤な鶏頭 青い空
どこから漂うか金木犀の甘い香
虫たちが吾が世と合唱する九月半ばは
ぴかぴか光る黒い猫の季節です
ひだまる庭石の
上に寝そべるとアキアカネがそばに来る
蝶やトンボを追いかけた
電光石火の子猫の時代は過ぎ去って
ライオンキングのレオのように
立派な男の子になりました

九月の涼風が高原の家にまた秋を運び
ぬくぬく猫はほんに秋冬もの
暖かさ身に染む体温
ふっくら重い丸い体
金色の大きなまるい瞳は
神さまからの贈り物
黒猫は
秋へ向かう季節の
人間たちの宝もの

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
きれいな綺麗な状態です (紫苑)
2021-09-15 07:34:01
はなさん
おはようございます。なんという綺麗な黒猫!姿態や色艶、絵画のようです。
返信する
紫苑さまへ (はな)
2021-09-15 11:48:22
初めての秋を過ごす、忘れられぬ自慢の息子です、
ありがとうございます、うれしいです。
返信する
Unknown (maronnoheya26)
2021-09-15 20:41:41
はなさん、こんばんは🙋‍♀️
何時も美しい詩を有難うございます。

それにしても綺麗な黒猫ですねー。
毛並みなんて艶々でビロードみたい。✨✨
猫、また飼いたいなぁ。でも留守がちだから無理かなぁ。

はなさん、コロナ気をつけてくださいね。💕私も気をつけます。😊
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麻乃さま (はな)
2021-09-15 21:36:53
ビロード、そうです秋冬の暖かでやさしい手触り。
猫はアーテイストの良き友人、仲間。
フジコ・ヘミングみたいに暮らせたらいいですね。
でも、留守がちだと猫が寂しい。

落ち着いた生活になったら、是非。
未来は長いです。
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