秋の温もり黒猫びより
胸がときめく猫びより
いきなり走り回るのはなんのため
飽きずに探検するはなんのため
小さな王様は自らパトロール
何を見ても眼が広がり
何を言っても寄ってきて
ヒトの足に纏いつき爪立てる
歯がかゆいと歯を立てる
黒い嵐が襲い来て秋はとっても忙しい
痛くても王様には逆らえない
王様のトイレは家のなか
王様の食卓は居間の中央
王様は偉そうにひげをひくひくお食事する
足りないと召使いのごはんまでも欲しいという
木枯らしの夜は布団に乗り
ちいさな牢名主のように威張っている
北風がそのうち菊もサザンカも散らして冬になり
黒猫はまんまるに肥え脚も伸び
春に外にでかけてゆくのでしょう
暖かい午後の日差しに黒猫は
天使の顔でねむります
晩秋 陽の耀き黒猫日和
胸がときめく猫びより
いきなり走り回るのはなんのため
飽きずに探検するはなんのため
小さな王様は自らパトロール
何を見ても眼が広がり
何を言っても寄ってきて
ヒトの足に纏いつき爪立てる
歯がかゆいと歯を立てる
黒い嵐が襲い来て秋はとっても忙しい
痛くても王様には逆らえない
王様のトイレは家のなか
王様の食卓は居間の中央
王様は偉そうにひげをひくひくお食事する
足りないと召使いのごはんまでも欲しいという
木枯らしの夜は布団に乗り
ちいさな牢名主のように威張っている
北風がそのうち菊もサザンカも散らして冬になり
黒猫はまんまるに肥え脚も伸び
春に外にでかけてゆくのでしょう
暖かい午後の日差しに黒猫は
天使の顔でねむります
晩秋 陽の耀き黒猫日和