アミの会物。「迷/まよう」の姉妹作。
娘の読んでいた絵本から発想を広げ、同期入社の親友のあの時の失態とその後の態度には複雑な理由があったのではと思いを馳せ=かもしれない/大崎梢 小学生に上がったころから周りと違う自分はなじめなくなり学校では孤立するが、塾で出会ったあの子と仲良くなりに惹き付けられる=砂糖壺は空っぽ/加納朋子 年下の幼馴染=小4から持ち掛けられた相談は、宇宙人に会いに行くので一緒に夜中公園へ行ってほしいと言うもので=惑星Xからの侵略/松尾由美 ヘンゼルとグレーテル、迷い家と座敷童、そして現代の迷い家をモチーフにした短編×3=ヘンゼルと魔女・赤い椀・喫茶マヨイガ/光原百合 病床の老人の元にお迎えにやって来た死神は、何でもと言う訳にもいかないが最後に一つだけ望みをかなえてくれると言う。老人は過去の後悔を取り戻すために=最後の望み/矢崎在美 継母への復讐のため、彼女が生んだ妹を優しく洗脳しダメ人間にしてしまった=太陽と月が星になる/永嶋恵美 放火現場で見つかった死体と言うニュースにデジャブを感じたらその事件を刑事の夫が担当する事に。素人は手出し口出し無用としても、自分なりにデジャブの理由を考え調べてみると=内助/今野敏
そんな8編?いや10編なのか?
迷惑の片割れ、「迷」の方でも感じましたがなかなか粒ぞろいだったように思います。個人的嗜好もあって、短編集は食い足りない事も多いですが、これは中では読みごたえがあったような。
面白かったです。
他前に読んだアミの会物
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