台湾旅行記-台南

さてさて、台湾旅行記でありますが高雄で２泊したワタクシ達は、次に台南の街に向かいました。
台南は台湾の古都でありまして、台北が東京に、高雄が大阪に似ているのなら、ここ台南は京都に似ているのかもしれないですね。


台南駅を降りて近いところに保生大帝という廟がありました。
台湾の街はどこの街でも多くの廟がありますが、特に台南には多い気がします。
それにしてもこの極彩色。日本とは文化の違いが面白いですねぇ。


激しい銅鑼の音、すさまじい爆竹の破裂音、むせかえるような香の匂い、そして猛烈な読経の声…間違いなくここは“アジア”。
お参りに来ている日本人なんて誰も気にする人はいません。誰もが熱心に参拝しておられます。


これは町の中心部にある大天后宮です。天后宮というのは海の女神を祀った廟でありまして
台湾は島国ですからどこの街にも天后宮があるんですよねぇ。
それにしてもこの国の人たちの信心深さには驚かされます。どの廟に行っても若い人たちが熱心に参拝されているんですよね。


これは孔子廟です。台湾に行くとどの町にも孔子廟があるのですが、ここ台南の孔子廟が最古なんです。
ですのでここが台湾儒学発祥の地なんですね。「信義」「忠節」という文字が大きく壁に描かれてありました。
うーん、この言葉を大陸の中国人は学んでいるはずなんですがねぇ…

ではでは、大好きな路地裏歩きに向かいましょうか。


冬瓜茶というのが台南の名物でそのための冬瓜なのですが、こんなに大きな冬瓜があるんですねぇ。


ここは提灯を作っているお店でした。無骨で無口な職人さん。でも「写真を撮っていいですか？」というぶしつけなお願いに、黙って頷いてくれました。
職人さんの無骨な格好良さ…日本と同じですね。


旅先の楽しみの一つが市場歩き。ワタクシはどこに行っても市場を覗きに行くのです。
庶民の生活をかいま見え、珍しい食材を発見し、安くて美味しい食べ物に巡り会えるのが楽しいんですよ。
日本好きな肉屋のおっちゃん…優しい人だった。


当然市場には安くて美味しい食べ物があるんですよねぇ。
どーですか。「肉粽」でございます。粽の中には甘辛く煮込んだ豚肉、椎茸、玉子の黄身。
いやぁ～美味しかった。一つ50元（180円程度）…安い、美味い

使用したカメラ：Canon EOS7D


台南は歴史豊かな町でありまして、多くの史跡が残っています。
また路地裏を歩くのも楽しいですし、台湾でも屈指のグルメの街でもあるんですよね。
日本から台湾を訪れても台南に足を運ぶ人は少ないようですが
高速鉄道を使えば台北から１時間40分程。日帰りでも楽しめる街なんですよ。
ぜひ訪れてほしい街ですね。


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