語学学習日記です.そこらのおっちゃんが書いてます.怪しいよ!眉唾物です.

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

1332番:金の脳みそを持った男(7)

2022-06-29 21:49:54 | 日記

金の脳みそをもった男(7)


———————————【7】———————————————————

Adieu les courils et les cigales !  Je n'ai plus 
le cœur à rien de gai...

 
———————————(訳)————————————————————

さようなら、大杓鷸さん、セミさん! 私には、もはや
陽気な心がありません...

 

———————————《語句》———————————————————
                                       
courlis:[kurli](m) ダイシャクジギ(大杓鷸) (既出単語)  
cigale:(f) セミ  (既出単語)   

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1331番:金の脳みそを持った男(6)

2022-06-29 21:49:54 | 日記


金の脳みそをもった男(6)


———————————【6】———————————————————

A l'heure même où j'écris ces lignes, je viens d'apprendre 
la mort misérable du pauvre Charles Barbara;et mon 
moulin en est*¹  tout en deuil*² .  

 
———————————(訳)————————————————————

この手紙の数行を書いているときでさえ、気の毒なシャルル・
バルバラの死について聞かされたばかりなのです;それで私の
風車小屋はそのために、喪の悲しみに沈んでいます.

 

———————————《語句》———————————————————
                                       
ligne:(f) (文章の)行
  Il m'a écrit quelques lignes. / 彼は私に短信をよせた. 
apprendre:(他) (情報) を知る、聞く、学ぶ、覚える    
moulin:風車小屋、水車小屋 
*1) en est...: このen は理由を表す.
*2) être en deuil:喪服を着ている、悲嘆に暮れている

 

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1330番:仏教日記(11)

2022-06-29 21:47:49 | 日記
仏教日記(11)
 

 

これまで、ブッダが何を覚って、何を説いたか、ということを
想像してきました.まとめてみますと、私たちには、連綿と続
く過去がある.そしてそれは因果の法則で貫かれている.善因
善果、悪因悪果である.ここまでがアシヴァッタ樹(菩提樹)
下での覚りだと推定しました.

 

悪因悪果であるが故に諸悪莫作(しょあくまくさ)「悪
いことはするな)(幸せになりたければ).幸せを妨げる最大
のものは「怒り」であって、これはすべての幸せを焼き尽くす.
ゆえに「怒り」を捨てることが幸福への道だ.
これがアジャパーラ樹下で導き出した覚りからの発展.

 

ムチャリンダ樹下でなおも、覚りの内容を反復して楽しんでいた
がおそらく、ここで「怒り」を捨て去るには「情欲」などの
欲望も消し去るべきだと考えたのかもしれない.
「怒り」は「欲望」が遮断されたときに爆発的に生じるものだ
ろうから、根本の「欲望」を消しておく必要がある.

 

第四週目、ラージャーヤタナ樹下では、これらの覚りの内容を
どのように、誰に伝授すべきかを検討し始めたのではないかと
推測しました.

 

そして空から「梵天」が降りてきてブッダの覚ったことを
人々に伝授してほしいと頼まれる.

 

まず最初に行くべきところは嘗ての苦行仲間のところだった.
この「覚り」は苦行では得られない.彼らの痛ましい努力が
無に帰すると思うと、どうしても行って、教えてあげなけれ
ば、と思い、おそらくいるであろう仙人の集まる場所、鹿野
園(ベナレス)に向かう.

 

そして彼らも覚りを得て、これ以後、地上にブッダが6人
誕生した.彼らは伝道の旅に出た.

 

ここまでを推測しました.でもこれらの教えはそのまま
現代で用いるには不都合である.第一今の時代、修行する
洞窟はありません.かってに洞窟を見つけて入って行っても
土地所有者に追い出され、修行は中断します.

 

また托鉢も難しいでしょう.ブッダの時代でさえも
バーラドバージャというバラモンがいて、「働いてめしを食え」
とブッダに説教した人ですから.そういう人が今の世の中には
いっぱいいます.ですから、最低限の生活費は働いて稼ぐ必要
があります.つまり、現代では100%の出家は難しい、あるいは
完全に無理で、修行の代替案が必要になります.

 

その代替案は、北伝仏教で生まれました.主に中国大陸で生まれ
ました.修行僧たちは僧院の畑で米や野菜を作り、農作業に従事
する傍ら、仏道に励みました.托鉢の代わりに自給自足の農業を
営みました.

 

仏教思想もブッダの時代から、いろいろトッピングされました.
唯識論もそのひとつで、これによると、私たちの心は8つの層
で出来ていて、その5つはいわゆる5感、6つ目は意識、7つ
目は、マナ識(これは深層心理に相当)があり、一番奥、8つ
目に「アラヤ識」があり、ここに前世からの記憶が残っている
とする.

 

そしてそれらの記憶をたどるため、深い瞑想を行う.
瞑想は何の手がかりもなく、難しいため、経典を拝めば
いいという奇抜な発想が生まれ、「南無妙法蓮華経」と
唱える方法が提唱された.「南無阿弥陀仏」の唱導も行われた.

 

こうして大乗仏教は発展してきたが、大乗思想の根本思想は
「奉仕の心」といえる.部派仏教時代に、彼ら大乗派が否定
した「自分だけの修業」に対抗るものなのである.

 

ブッダ自身も覚りを得てからは「奉仕の心」でもって
伝道の旅に出ているので、これを踏襲するのは当然のこと
でしょう.
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1329番:仏教日記(10)

2022-06-29 21:41:14 | 日記

仏教日記(10)


ある仏教セミナーの動画でこういうタイトルを見つけました.

「自因自果なら被害者が悪いというのか、

 加害者は悪くないのか」

 

 

これ、私に聞かれたものなら、次のようにお答えします.

「自因自果なら被害者は、悪い過去の行ないの償いができるので
 過去の悪を消せます.つまり被害者にとっては善きこと哉.
 一方、加害者のほうは、それにより罪障を作るので、これより
 未来において、悪の花が咲きます.つまり、不幸がやってきま
 す.おたのしみに!!それがいやなら、ただちに被害者に誠意
 をもって償いなさい」

ということになります.


 

「すべて自因自果なら加害者に対し泣き寝入りしろと言うのか」

 

加害者は、機が熟すればやがて泣く日が来ます.悪因悪果ですから.
被害者のほうは、過去世の罪障をこの被害でもって償うことができます.

 

過去世がないと思っておられる方へ
過去がないのに、急にこの世に、こんな高度な知能をもった人間に
生まれてこられたのですか?どうしてですか?

 

少なくとも、前世はゴリラかチンパンジー級の生物には生まれていた
とは思いますが、いかがですか?
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1328番:悪童物語(1)

2022-06-29 21:38:51 | 日記

 
  悪童物語(トーマ)
  Lausbubengeschichten (Ludwig Thoma)


悪童物語(1)


 ———————————【1】———————————————————

                Der vornehme Knabe

  Zum  Scheckbauern  ist  im  Sommer  eine  Familie  ge-
kommen.  Die  war  sehr vornehm,  und  sie  ist  aus  Preu-
ßen  gewesen.
 Wie  ihr  Gepäck  gekommen ist,  war  ich  auf der Bahn*,
und der Stationsdiener hat gesagt,  es  ist  lauter  Juchtenleder,
die  müssen  viel  Gerstl  haben.


———————————(訳)————————————————————

                  良家の少年

  百姓のシェックさんのところに、この夏、ある一家がやって
来た.一家は上品な人たちで、プロイセンから来たのでした.
  彼らの荷物が到着したとき、ぼくは駅に行っていました.
駅員が言うには、荷物はみんなロシア革ばかりで、この人たち
は大金持ちに違いないとのことだった.


———————————《語彙》———————————————————
                 
Zum Scheckbauern:zum Bauern Scheck.
    (百姓のシェック家のところへ)  
    名詞 der Bauer は混合
    変化または弱変化をする.
der Scheck:(s式) 小切手;ここでは人名で、シェック家の人々.
der Bauer:(弱n) 農民、農夫        
vornehm:(形) ❶上品な、気品のある; ❷上流階級の
       ❸気高い        
das Gepäck:(単数ノミ) 手荷物、(旅行用)荷物
wie:~したときに(=als)      
der Stationsdiener:(同尾式) [古い表現] 駅員、駅夫
                [今は]  der Stationsbeamte(r)     
lauter:(形) ❶純粋な; 
      ❷[付加用法] まったくの、ただ…ばかり、  
Juchtenleder:(男)(中) ロシア革         
Gerstl:[方言] Geld 


———————————《註釈語彙》———————————————————

*) auf der Bahn:auf dem Bahnhof = 駅で、駅に(いる)
         ㊟A格は  auf den Bahnhof = 駅へ、 
           auf den Bahnhof gehen 駅へ行く

 

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