実用フランス語技能検定試験
『仏検3級突破』(三修社)(3)
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ほぼ丸写しで書いています.エラそうに「~してください」と書い
ていますが、私ではなく、この本の先生のお言葉ですのでね.
その他の言い回しもそのまま丸写しです.全てはこの本の著者の言葉
ですのでよろしく.私はただの何も知らない生徒です.みなさまと同
じ「3級受験生」ですのでね.仲良くしてくださいね.
そこで、区別のため、私が自分で書き足した部分は緑色にしておきま
す.よろしくお願いいたします。
では本日も学習開始!
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〖突破に向けて(Ⅱ)〗(前回のまとめ)
≪物の量・単位を示す語≫
un kilo d'oranges [オレンジ1キロ]、 un litre d'huile [油1リットル]
などはすでにご存じでしょう.重さに関する単位では、une livre [500
グラム]だけを掲げておきます.
Une livre de fraises, s'il vous plaît. / いちごを500グラムください.
次に、品物によって使い分ける、量を示す語をあげておきます.
une bouteille de vin ワイン1瓶
un bol de lait 牛乳ボール(大カップ)1杯
une tranche de jambon ハムひときれ
une boîte d'allumettes マッチひと箱
un paquet de cigarettes タバコひと箱
un sachet de bonbons ボンボンひと袋
なおこの際、一対になったものを示す paire も覚えて下さい.
une paire de chaussures 靴一足
une paire de ciseaux はさみ一丁
————⦅類題3⦆—————————————————————
次の日本語の表現(1)~(7)に対応するように、( )内に入れる
べき最も適当なフランス語(各一語)を解答欄に書きなさい.
(1) おそらく sans ( )
(2) 少しずつ petit ( ) petit
(3) 遅かれ早かれ ( ) ou tard
(4) 原則として ( ) principe
(5) 遅くとも au plus ( )
(6) ますます de plus ( ) plus
(7) すぐに ( ) de suite
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⦅解説と正解⦆
慣用表現の一部を書かせる問題は、これまで何度か出されています.
この種の問題では、覚えているかどうかで結果が決まってしまいます.
日頃から、その点に注意して勉強しましょう.
(1) 問題は、sans + 無冠詞名詞の慣用表現の一つを問うたものです.
この形をとるものには、問題の sans doute の他に、よく用いられるも
のとして sans cesse 「絶えず、いつも」があります.
Il arrivera sans doute en retard. / 彼はたぶん遅れて来るだろう.
Elle se plaint sans cesse. / 彼女は絶えず愚痴をこぼしている.
(2) 問題は、同じ語をある前置詞でつないで作る慣用表現の一つを求
めたもので、この場合の前置詞とは à です.同じ形のものに
peu à peu「少しずつ」、 pas à pas 「一歩一歩」
などがあります.
Petit à petit, l'oiseau fait son nid.
(鳥は少しずつ巣を作る→) こつこつ励めば大事も成る.
Elle retrouve ses forces peu à peu.
(彼女は徐々に体力を回復しつつある)
Il avance pas à pas vers le but*.
(彼は一歩一歩目標に向かって進んでいる)
*but [by][母音の前ではbyt]:目標、目的、的
(3) 問題の言い回しは、ou でつながれているので、「早く」を意味
する語が思い出せれば正解です.
Tôt ou tard, il a'apercevra de sa faute.
(遅かれ早かれ、彼は自分の誤りに気づくだろう)
(4) 問題は、en に無冠詞名詞を添えて作る慣用表現の一つを求めて
います.そしてこの形を示すものには en principe 「原則として」の
他に、
en effet 「実際に」、 en général 「一般に;概して」
en réalité;en fait 「事実;実のところは」
などがあります.
En principe, je ne mange que des légumes.
(原則として私は野菜しか食べない)
発音してみて面白かったのは
En principe, je ne mange que des légumes.
アン プランシップ ジュ ヌ 饅頭食うで レギューム.
もちろんここにフランス語の先生がいたら
「君、発音が悪いよ」と言ってなおされるかも.
Il m'avait promis d'arriver à six heures et il est arrivé en
effet à cette heure-là.
(彼は私に6時に着くと約束したが、実際にその時刻に
やって来た)
En général, il quitte la maison vers six heures.
(たいてい彼は6時頃家を出る)
Il paraît jeune, mais en réalité (en fait) il a déjà cinquante ans.
(彼は若く見えるが、本当はもう50 だ)
(5) 問題(3)が前にあるので、この最上級の慣用表現 au plus tard
を見つけるのは簡単でしょう.逆に「早くとも」は au plus tôt と言い
ます.下記の例を参考にし、一対のものとして覚えて下さい.
Il faut terminer ce travail au plus tard à cinq heures.
(この仕事は遅くとも5時には終えなくてはならない)
Je rentrerai au plus tôt ver minuit.
(私の帰宅は早くても夜の12時頃になるだろう)
(6) 問題は、de と en で同じ語をつなぐ言い回しを求めています.
この形のものには de plus en plus 「ますます」 の他に、
de temps en temps 「ときどき」
などがあります.
Elles deviennent de plus en plus jolies.
(彼女たちはますます美しくなる)
Il vient me voir de temps en temps.
(彼はときどき私に会いに来る)
(7) 問題は、tout を先立てて作る多くの慣用表現の一つを求めた
ものです.
Je reviens tout de suite. / 私はすぐ戻ってきます.
Tu as tout à fait raison. / 君の言うことはまったく正しい.
Tout à coup, le téléphone a sonné. / 突然電話が鳴った.
A tout à l'heure ! / ではまたのちほど.
Il est parti tout à l'heure. / 彼は先ほど出発した.
Il exagère, tout de même. / それにしても彼のやり方はひどすぎる.
正解 (1) sans (doute) (2) petit (à) petit (3) (tôt) ou tard
(4) (en) principe (5) au plus (tard) (6) de plus (en) plus
(7) (tout) de suite
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