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韓国では、急激な「低出産・高齢化」による問題への警告が列をなしている

2021-12-31 17:47:10 | 日記

「低出産・高齢化」により国の存立まで脅かすという “警告”=韓国メディアのコラム

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韓国では、急激な「低出産・高齢化」による問題への警告が列をなしている(画像提供:wowkorea)


韓国・文政権を「日本がついに無視」、対日政策で迷走の1年を振り返る

2021-12-31 11:56:50 | 日記
 

韓国の文在寅

 
 

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[コラム]韓国は日本を追い越し、台湾は韓国を追い越す

2021-12-31 11:13:04 | 日記

[コラム]韓国は日本を追い越し、台湾は韓国を追い越す

12/31(金) 8:29配信

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THE Korea Economic Daily Global Edition
[コラム]韓国は日本を追い越し、台湾は韓国を追い越す

近頃、日本と台湾から非常に興味深い記事が相次いでいる。日本は2027年、韓国の一人当たりの国内総生産(GDP)が、日本を追い越すという報告書を提出。日本経済新聞傘下の日本経済研究センターの報告書(16日)が波紋を呼んだ。当の研究センターでは、2028になると、日本が台湾にも追い越されると見ている。すでに2007年はシンガポール、2014年は香港に追い越された日本が、6~7年後は二流国家に転落してしまう恐れがあると、見ているのだ。

報告書が提出された前日、台湾では来年から一人当たりのGDPが韓国を追い越すという報告が出され、大きな注目を浴びた。国際通貨基金(IMF)が2025年と予測していた追い越し期日をはるかに縮めている。あくまでジャンジエンイ台湾経済研究員長の予測ではあるが、全く根拠のない話ではない。ここ10年の間、台湾の経済は様々な面で改善され、半導体などの分野での輸出好調や通貨価値が上がったことなど、3つの要素が揃ったからだ。もちろん、台湾では「とはいえ、韓国に比べ、台湾の大卒者の賃金は3分の1程度」との愚痴も出ている。

2003年、一人当たりのGDPを韓国に追い越された台湾は、2010年後半から凄まじい経済成長を見せた。2015年から2020年の間の年平均成長率は4.46%で、韓国(1.85%)の2倍だった。一人当たりのGDPと同様、一人当たりの国民所得(GNI)を見ると、台湾は昨年2万9202ドル、韓国は3万1881ドルだった。一時期、1万ドル以上広がっていた差は、2019年5600ドル、昨年2600ドルまで縮まったのである。今年は、台湾が中国より高い、6%の成長率を見せ、台湾ドルもコロナ禍前の前年度のデータ(36ウォン代)から現在43ウォンまで高くなっている。今年はより差が縮むと予測される。来年の成長率も韓国が3.0%に対し、台湾傘下の中央研究院では3.85%と見ている。台湾が韓国を追い越す日もそう遠くない。

東北アジアの隣国同士である韓国・台湾・日本は似ているように見えて、似ていないところもたくさんあり、また、近いように見えて、遠く感じられる国同士である。政治・社会的な構造や製造業を基盤とした事業構造も似ている。だからこそ、各国の国民は互いのことをライバルと認識する傾向が強い。誰かが追い越して、誰かが追い越される、との情報に敏感になりがちだ。

GDPは、とある国の経済的な規模を測ることはできるが、このデータを国民数に分けた、一人当たりのGDPは、国民の生活の質を測れる指標でもあり、実際の経済力を測れる指標でもあるため、注目すべきだ。GDPから見ると韓国は台湾の2.5倍、日本は韓国の3倍だ。一方、価購買力平価説(PPP)では一人当たりのGDPは「台湾>韓国>日本」の順である。

韓国政府が作られてから70年の間、日本は「追い越せられない壁」であった。その日本に、これほど近づけるようになったのは自信を持っても良いところである。日本ではG7のアジア代表の座を、近々韓国に譲る可能性もあるとの説も流れている。デジタル改革やパンデミックの影響により、アナログ的な日本政府の政策や行政の限界を実感してからの声である。

しかし、日本を追い越せたと思い込むような「グッポン」は錯覚であり妄想である。ストックとフローはしっかり見極めるべきだ。一人当たりのGDP(フロー)は日本を追い越せたかもしれない。しかし、日本が100年以上にわたり蓄積してきた国富(ストック)は韓国に比べられない。日本の国家債務比率が254%(世界2位)であっても揺れないのは、3兆2000億ドルの対外純資産(世界1位)を保有しているからだ。台湾の成長も注目すべきだ。以前は中小企業を中心とした産業構造を半導体や化学分野など、大手企業を中心に切り替え、様々な問題や危機からも対応できるようになった。

三国とも輸出の割合が高く、対中貿易の依存性が高い。ますます激しくなる中国の圧力と横暴を受けている被害者でもある。中国は今年、共産党100周年、来年は習近平政権の3期目などが予測される中、様々な場面で近隣国を牽制する姿が見られている。それでも日本と台湾が健在しているのは、中国が輸入せざるを得ない商品を作っているからだ。韓国にも半導体や中間財などがある。

今後も東北アジアの運命は激動の中におかれている。冷酷な国際秩序の中、我が国が北朝鮮の問題に気をとらわれたことや外交戦略での失策によりここ5年の間を無駄にしてしまったことを心苦しく思っている。一方、台湾はパンデミックや米中対立の中でもむしろその力を発揮し、成長した。米国・日本との三国による協力関係を作り、「必要とされる国」として浮かび上がったのである。

イソップ寓話で登場する「ウサギとカメ」の物語のように、少し気をぬくと追い抜かれる競争の時代に我々は生きている。しかし、東北アジアの中で、民主主義を共有する三国が戦略的に協力して行けば、誰も対抗できない強い協力関係になるだろう。お互いに協力し合いながら、競争して行けば、より成長していけるのではないだろうか。


論説委員室長

オ・ヒョンギュ

ohk@hankyung.com