目は自分が目であると分からない。
目は見るために作られたのでなく、
結果的に見るようになった身体器官の一つにすぎない。
この前、神経構造が知りたくて
その関連のサイトを観ていたら、
ある脳神経医者のケース研究に興味が湧いた。
脳の言語解釈をする領域が損傷された人は、
他の日常の音は聞けるが、
言語だけは聞いても理解できない実例が紹介されていた。
左脳にあるその脳部は聞くことと
見る視神経を司る部位に近接しているようで、
自分の視神経はどうなっているかを試してみた。
まず、左目を完全に塞いで見て、
次から右目を塞いで見た。
びっくり仰天したことに
私の左目はほぼものが見えないほど悪くなっていた。
濃い煙の中にいるように全てがボヤけて見えた。
今まで見ることができたのは、
何の問題の無い右目が左目の分まで頑張って
左目の弱点を完全にカバーしていたからだった。
私には、もう何十年耳鳴り問題もある。
それも左耳だけ耳鳴りがあって、
医者も原因が分からないと言っているし、
これといった治療法も無いと医者から聞いた。
左目がこんなに悪いのに
左耳も良いはずがないのは明白である。
勿論、耳鳴りに関するYouTubeとか医学論文とかは
あるだけ観て読んでいるが、何も効いた試しがない。
耳鳴りの不愉快さに気にしていたら、
私はすでに気が狂っていたかもしれないが、
幸い坐禅をやっているから
心理的な苦しみはなんとかコントロールできている。
私は医者の話に依存しない。
ただ医者の見解を参考にして、
自分でできることは無いか
工夫する方式を定着させている。
なので、左目に弱点があるならば、
どんなに弱いか問題を明確にして、
どうすれば弱点を克服するかを考えるのが
我流であり、独りよがりでもある。
弱点を弱点のままに放置しないのもあるが、、、
方法として右目をほぼ完全にカバーして
左目だけで生活してみることにした。
今も左目だけでこの文字を打っている。
左目だけだと全てに焦点が合わず、
ものの境界線もぼやける。
食べる時は箸やスプーンの位置がズレって、
つまみだしたり、
すくいあげたりすることが困難になる。
特に面白いのは、
人の顔の特徴が見えづらくなり、
画面に映る人の顔表情が伝わらないことだ。
言語を司る脳領域の近くに
人の顔を識別する領域があることを思えば、
そう不思議なことではない。
とにかく、私は先週末から
何の問題の無い右目は
極力使わないようにしている。
いつまで続けられるか分からないが、
結果で結論を出せるまでやってみようと思う。
補足など
今回も和文だけ先に投稿します。
気が向いたら、今まで英訳しなかった記事を
訳す作業を始めようと思ってはいます。
しかし、最近家の本棚に飾ってある本を読み始めているのもあって
パソコン開く気に中々なれないですね、言い訳ですが。
補足②
記事を書いてた時は、片目で文字がボヤケて見えても
大雑把な感じで文字を打って、
そのまま投稿したのでしたが、
今、両目で記事を読み直したら
誤字脱字があまりも多いので恥ずかしくなりました。
なので、今ちゃんと両目を使って記事を編集しています。
①回目の投稿では、文字にあやふやな感じがあっても
そのまま変換させていたため
『箸』を『橋』で書いても
脳は勝手に『箸』として認識していて
渡る橋を食べる道具の箸として
漢字誤変換したとは全く気がつかなかったです。
しかも、文脈が合わない文章も散乱していたのに、
片目だけの時は、その文脈のズレを自覚することができなかったです。
本来なら、間違った文と改定した文をBefore&Afterで比較すべきですが、
あまりにもミスが多かったので、ミスを直し編集することにしました。
片目だけだと理解力、認識力に支障が出るのですね。
しかも、それを自覚することができない、恐ろしいですね。
直ちに緊急手術で視力も正常に戻りましたが、「白内障になると緑内障も起こりやすい」とのことで、全く白内障の症状はないのに、両眼とも人工レンズにしました。
そのため、それまで何10年もかけていたメガネも不要になりました。ただ、たまに暗い場所で小さな文字を見る場合は老眼鏡が必要です。(79歳を過ぎれば仕方がないですね!)
65歳くらいから耳鳴りも片側にあり、したり、しなかったりですが、気にしないようにしたら、何かきっかけがないと、気にならなくなりました。
パソコン関係のお仕事にも支障があっただろうに、乗り越えてきたようにみえます。
私なら落ち込んで、挫折していたでしょう。
白内障の予防でしょうけど、人工レンズのある感じもそう良くないでしょう。
そんなに関わらず、あんなに手の込んだ記事をアップできるまめさに感服しています。
とにかく、私はパソコン使う技をアップさせなきゃーですので、これからできるだけ頻繁にHighdyさんのブログに行って学ぼうと思ってます。
コメント、気が楽になりました。
あんな手術に比べれば、一目だけの不愉快感は何ともないですね。
私は10歳と時に右眼を怪我で失明しておりまして、それ以来片目だけの生活です。
10年ほど前に右耳の前庭神経にウィルスが入って平衡感覚も半分ですね。
もう走れないので、ただただ、転ばないよう懸命に歩いているだけですね。
失明されたとは!!!
片目だけで生きてきたとは!!
それがどんな状態か、実体験しているから
どんなに大変か分かります。
それなのに、あんな細かい手作業もできるのですね。
あれこれ、またまたすごい生き方なさってますね。
びっくり仰天、しました。
スバラシイです!
自分の事は自分で自分の体も自分で
創意工夫する姿に敬意を表します!
良い週末をお過ごし下さいね
まりえさんのブログは有益な情報に富んでいるので
読む度に学ぶものがあります。
本格的なブログですね、たまに訪問してみます。
応援、ありがとうございました。