ブランコを改造したなんじゃこりゃロボ
初詣も、凧揚げもせず、
完全寝正月モードです。
なんでこんなにやる気ないんだろう。
カッパくんの借りた「ギリシャ神話」石井桃子さん編訳 のら書房。
を読みました。
星座好きには、ギリシャ神話は必見ですよね。
おなじみの名前がいっぱい。
ペルセウスとかアンドロメダとかね。
漠然としか知らなかった、「トロイア戦争」と「オデュセイア」も
読めておもしろかった。
古代ギリシャの神様は、日本の八百万の神様に似ていて、
担当分野に分かれ、強いものには逆らわないという分別もあり、親近感ありあり。
ゼウス(ジュピター)を中心に、神様一族間で繰り広げられる、
浮気、嫉妬、オンナ同士の争い、父子間の軋轢、罰としての怪物退治、冒険。
「渡鬼」の世界とたいして変わらないのよ・・・。
それだけ人間味たっぷりの神様たち、超親しみやすい。
結局、神様同士の争いに端を発して、人間が巻き込まれるトロイア戦争、
神様も成り行きに興味津々で、応援もギリシャ派とトロイ派に分かれ、
たとえ敵でも奉られれば、義理で半分だけ願いを叶えたり、半端に罰を与えたり、
本当にポリシーがないというか、義理と人情(神情?)の板ばさみというか。
結局それで、ムダに戦争が長引いたり、ドロドロになっていくんだよ。
世界中の終わらない紛争も、神様にとっては余興なんじゃないかと思ってしまう。
女は美しすぎると、ゼウスに手を出され、女神の嫉妬を買い、
息子ともども罰を受ける。
その神の血を引く息子は、美しく、勇気があり(そしてたいてい少し抜けている)、
怪物退治に行くが、神の加護を得て、
たとえ破れても英雄になって神様の仲間入り。
たいていそんな流れです。
それにしても、女神同士の争いはこわ~~~~っですよ。
男の神様には、義理重んじ、強く美しいモノを愛するという傾向がありますが、
女神は感情的で執拗ですからね、
本当に女神様に逆らってはなりませんぞ。
神様頼みは、ここぞというときだけにして、
通常は「触らぬ神に祟りなし」モードが安全だと実感しました。
って、正月から何考えてるんだか。
古代ギリシャ人も古代日本人も、
神様の気まぐれを身をもって知っていたのでしょうね。
そういうスタンスでいれば、過激な宗教への傾倒はないのにね。
「古事記」や「日本書紀」も読んでみたいなぁ。