実家母の付き添いで終活に、近所に新しくできた葬祭センター見学試食会に。
母は終活に熱心で甲斐性なしの娘からすれば在り難い存在ですが、今回はほぼ精進料理の試食目当てです。
でも試食なんて勧誘のために海老で鯛を釣るのが明らかなんだから、断り下手なワタシは嫌なのよねー。
というわけで、お得なこと大好きな実家母の誘いを断れず。
正面入口には黒服のスタッフがズラリとお迎え(ヤクザ映画みたい)。
グループ毎にガッツリ担当者がつき、センターの案内や互助会積立や葬祭パックの説明。
昼食を挟んで、同じような説明が繰り返され、オープン記念価格で破格のお得🉐だから今契約してね。
ハンコはいらないから、今日は印として申込書に名前と住所だけでもみたいな流れ。
アンケートで記名するのは仕方なしとしても、申込書に記載するのは抵抗があると説明しても、印鑑はいらないからの一点張り。
あ〜あ、だから嫌なのよー。こういうことで消耗すると、お得というより損した気持ち。
「昨今、ニュースなどで契約問題を耳にして、高齢の母には記載に抵抗があるので、お返事は後日として申込む場合にその場で書きます」となんとか逃れました。
けど、後日繰り返し勧誘電話あるんだろうなー。しーらない。母ならがっつり断れるでしょう。
相手も商売だから、手ぶらでは返さない気持ちもわかるけどもね。
純粋に葬祭センターの下調べや相場を知りたい気持ちもあるのに、強引さにヒクわ〜。
おまけに説明や駆け引きが上手でない担当さんで。営業って同じ内容を説明するのでも、共感を得るための自分エピソードや相手の反応をみての押したりひいたりがポイントだと思うのよね。
昔のセールスレディさんなんかは、人生経験的にも駆け引き的にも百戦錬磨のツワモノ的プロ感に「この人に任せておけば大丈夫」と釣られたものだけど。
昨今はあまり向いてない人も営業したりして、そして自分に合わせた営業スタイルを身に着けたわけでもなく、ただただ脅迫的にマニュアルを繰り返されるだけだと、なんだか騙され甲斐がないというか、白けてしまうものなのかも。
恋愛も人たらしも化粧もSNSも、どうせ虚構とわかったうえで、上手にダマしてくれるなら乗るよ!?願望もあるよね。
話が逸れましたが。
4000円だかのコース料理が500円。様々な思惑を感じつつのためか、あまり楽しめないわぁ。
帰りにアンケート書いてお土産貰って帰宅しました。
娘の杞憂も知らず、母はお土産の包丁セットに無邪気に「包丁ほしかったから嬉しい」と喜んでたので、この疲労感も親孝行ってことで、ま、いっか。
人を騙すより自分の心を騙すほうが簡単ね。