観てきた。
コンテスタントの演奏をリアルで聴いてみたくて。
原作は浜松がほぼモデルなので期待してたのですが、ざーんねん、浜松らしさは全くなく、アクトタワーどころか、鰻すらでてきませんでした。
どうも埼玉でのロケだったようですね。
でもYAMAHAとKAWAIのピアノは使われてましたよ。
キャスティングはマッチしてたな。
特に風間塵クン役は、ゆるふわピュアボーイで、蜜蜂の精のよう。
広瀬すずさんに見出されたというところが、すでに伝説だし。
若者が多いなか、斉藤由貴は、スレた音楽家という存在感がありました。
実際映画化がよかったかはわかんないです。もっと塵くんの天才を思わせる、蜜蜂のピュア感と、遠雷のような恐ろしい予感を感じさせてほしかったなぁ。
元々映像化できない小説ならではの物語と作者の恩田さんが言ってたから仕方なしだよね。
ピアノの音を連想させるのは、雨音と月の光なんですかねー。
原作がある映画全てに言えることですが、「あんな長い原作読めない!」と思ってるヒトは是非観てくださいな。
絶対寝ないぞ!と誓ってましたが、エンドロールでうつらっとしてました。よく眠れるというだけでもクラシックは聴く価値ありです。