旅の二日目(2022/6/2)。
昨晩は部屋の両サイドに奈良県の中学校の修学旅行が入っていて、音が聞こえてきて、よく眠れませんでした。一般客と接する場合、通常、一部屋空けるとか、隣は引率教員の部屋を充てるとかしますが、そういう配慮はありませんでした。
眠い目をこすり、朝食へ。昨晩の一階下でブュッフェをいただきました。
この日も流儀にしたがい、和洋両方を平らげました。
●近江町市場
部屋に戻り、一服したあと、近くの近江町市場に。
部屋から地上に下りると、ホテルの外壁に看板。
「おっ、週末は祭りだね」
ここから、市場に入りました。
「朝の風景だね、どこも開店の準備中だ」
こちらは、魚屋さん。
「値札は、つけないのかなぁ?」
「おっ! 白えび。残念、満腹で食べられない」
市場内を一周したあと、小カブ5つ入り200円を買いました。
このあと、長町武家屋敷跡界隈に移動しました。
●大野庄用水
駐車場から武家屋敷に向かうと、りっぱな和風の建物がありました。
金沢市老舗記念館といいます。明治11年に建てられた、中屋薬舗の建物だそうです。
実はこの建物、もとは別のところにあって、寅さんの映画(第9作『柴又慕情』1972年夏公開)にも出てきているんです。
【映画】
【現在】
一階屋根の看板は、建物内部に展示されているようです。
老舗記念館の向かいには、水路があって、大野庄用水といいます。
「すごい水量! 落ちたら大変」
この用水、犀川(さいかわ)を起点に、長町の武家屋敷の土塀を背に流れています。
用水に沿って、武家屋敷の方向に向かいました。
この橋を右に渡って進むと、武家屋敷跡に入ります。
土塀の中にはどこも、りっぱな木が生えていました。
この橋のあたりから、用水と土塀を撮った場面も、寅さんに出てきます。
【映画】
【現在】
手前の橋、新しく架けられたようです。
用水に沿って先に進むと、武家屋敷の中で唯一公開されている野村家がありました。
ここの日本庭園、『ミシュラン・グリーンガイド』にも紹介されているそうですよ。
用水はその先にも続いていました。
武家屋敷跡に入るために、あの橋まで戻って行くことにしましたが、
用水沿いのこの道路、抜け道になっているようで、交通量が非常に多かったです。観光客にとって危険なところでした。
武家屋敷界隈の散策ルートを地図で確認すると、
青線が大野庄用水の散策ルート、オレンジ線が武家屋敷の散策ルートです。