への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

半端なしの無法ぶり、ここでも

2025年01月05日 | 雑記

フィナンシャル・タイムズが報じたロシアに関するニュースを追っていたら、驚くような別のニュースがありました。

 

 

2024年12月29日のFNNプライムオンラインのニュースです。

 

それは、日本において、車の放置違反金を踏み倒した外交官ナンバーの車を所有していた国に関するニュースです。情報は、情報公開制度にもとづいて、警察庁から入手したもの。数字は違反金が支払われなかった件数です。

 

2023年  ロシア2418  中国221  

2022年  ロシア2338  中国246  

2021年  ロシア1826  中国638  

2020年  ロシア1496  中国573  

2019年  ロシア1101  中国416  

2018年  ロシア1140  中国482  

 

6年間の統計ですが、第1位ロシア、第2位中国。

への次郎 「不動のツートップ!

納得の2国でした。でもよく見ると、近年、傾向が違います。

 

への次郎 「ロシア倍増、中国半減

棒グラフすると、ロシアが際立ちます。

 

第3位以下の国は、旧ソ連諸国中東諸国が続きます。旧ソ連諸国といえば旧社会主義国。ということは、このリスト上位国は、現旧社会主義国イスラーム諸国ということです。

 

外交特権を口実に、違反金を払っていないようですが、米コロンビア大学のレイモンド・フィスマン先生とカリフォルニア大学バークレー校のエドワード・ミゲル先生によると、「外交官の所属する国の腐敗度が高いほど、駐車違反金を踏み倒す傾向にある」そうです。

への次郎 「腐敗がルール無視を生む

 

 

記事をここまで読んできて、ふと気になったことがあります。それは、腐敗国で育ち、腐敗に慣れ親しんだ人たちが他国に行ってとる行動です。

「日本に来たら、日本のルールに従うだろう」。

こんなお目出たい考えが通用しないことを、改めて感じさせられた記事でした。