永保寺の瓦土塀の先を見ると、人々が向こうへ移動していました。
ついて行くと、
土岐川沿いに出てきました。
ここでは、太陽の光を浴びたモミジを後ろから見ることができました。
川沿いに歩いていたら、
「えっ?!」
モミジの前にたたずむ綺麗な女性一人。成人式の前撮り?
への次郎、しばしうっとり。
失礼してパチリ。とその時、背後から笛の音が。
振り返ると、モミジの下で笛を吹くおじさん一人。
懐かしい童謡や昭和の曲が次々と披露されました。
しばらく演奏会を楽しんだ後、おじさんの向こう側に歩いて行くと、
モミジのトンネルがありました。そこを通り抜けると…
「うわっ!!」
なんという美しさ! まるで絵葉書のような景色です。
への次郎、ここでもうっとり。
「京都に行かなくてもいいですね」
隣りに立っていた女性がつぶやきました。
その先に進むと、国宝開山堂。こちらは対照的、ひっそりとしていました。
奥まったところで、雰囲気が他の場所とは違います。来る人も、少ないです。
しばらく眺めたところで、
「よし、帰ろう」
境内を逆に進み、入口に続く坂道に来ました。坂道をのぼって行くと、
出口の先に、最後のモミジがありました。
後ろで咲いているのは…。
よく見ると四季桜でした。
駐車場に戻って来ました。
駐車場の脇にお店があって、そこから、こうばしい香りが漂っていました。
「小腹を満たしましょうか」
先客と同じものを注文。しばらくして受け取ったのが、これ。
永保寺セット500円です。
左から、五平餅2本、油揚げ、厚揚げ、こんにゃく。次の客の五平餅が焼かれる香りをかぎながら、食べ比べました。
お腹が膨れ、ぼ~っとしていたら、店から歌が流れていることに気づきました。そのうち堀内孝雄さんの秋止符が流れてきて、つい聴き入ってしまいました。
「秋に恋が終わったということかぁ」
この時期にぴったりの歌詞とメロディーでした。