への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

小なれど風格あり 国宝犬山城

2024年01月23日 | 散策

ハート絵馬が掛けられていた三光稲荷神社を通り過ぎると、

お城に向かう坂道がありました。

 

急坂を登って左に曲がると、つぎは急石段!

 

発券所まで登ってきました。入場券(550円)を買って、

前方の復元された鉄門(くろがねもん)をくぐって本丸に入ると、

 

サザンカの向こうに、国宝犬山城天守

 

このお城、織田信長の叔父が築城。江戸時代になると尾張徳川家の附家老成瀬家が城主となり、明治まで続きました。

 

3層4階の天守の正面に来ました。

への次郎 「小さいけど、なんとも趣がある天守だね

奥さん  「上半分、なんだか人の顔のようだわ

 

石垣にぽっかり開いたここが入口です。

この急階段を上がると、

 

石垣の中が中二階のようになっていて、

さらに上に行くと、

 

鎧兜の展示などがありました。

奥さん  「右側、小牧長久手の戦いで使ったものだって!

への次郎 「あの時は、秀吉が犬山城に入ったんだよ

 

ここは石落としの間

 

天守内部は、梁や柱がむき出しでした。

 

最上階には、ぐるっと一周できる縁側がついていて、これは西北方向。

一番左の山の上に岐阜城。下の川は木曽川、対岸は岐阜県各務原市。自撮り棒を持った手前のカップル、外国の方でした。

 

縁側を時計回りに回っていたら、下の屋根にこんなものが。分かりますか、これ?

の形をした瓦。縁起ものですよ。

 

北東方向です。木曽川に架かっているのは犬山橋

遠くに見える雪山は、御嶽(おんたけ)です。

 

南方向です。真ん中に伸びている道は、食べ歩きをした本町通り

右側遠くの山が小牧山。その向こうに、名古屋駅近くの高層ビル群が薄っすら見えます。

 

縁側から天守内部に入ったら、鴨居に歴代城主の肖像画がありました。

 

最上階からの展望を満喫したあとは、下りです。

三層から二層への階段。すれ違う外国からの旅行客、皆さん、急階段にビックリ顔。

 

慎重に下りて、本丸に出てきました。南西方向からパチリ。

野面積みされた天守台の石垣。茶っぽいのは、付近でとれたチャートです。

 

南東に回ると、切られた大杉の幹。樹齢650年、かつては天守よりも高く、

風や雷から天守を守ってきましたが、1965年頃に枯れました。

大杉を見上げていた、その時、

 

ライラ!! ライラ!! ライラ!!!

突然、本丸の静寂を打ち破るおらぶ声。

 

見ると、30人弱のツァー客。

衆人目テンの中、「名古屋」と大書された横断幕を広げ記念写真。その後、大声を張り上げながら、天守に向かいました。

 

静かな城下町の散策、最後は騒がしくなりました。