への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

晩秋の青森・秋田  五所川原へ

2024年11月17日 | 旅行

この日の朝8時、FDA機に乗って小牧空港を飛び立ちました。

 

安定飛行に入ると、機内サービスの開始です。誰よりも早くテーブルを倒して準備完了。

もっちりとしたクロワッサンとホットコーヒーで、この日の朝食に代えました。

 

しばらくして飛行機は降下態勢に入りました。十和田湖上空を過ぎたところで、ギョ! 

奥さん  「山に、雪だよ!

への次郎 「こりゃ、寒いぞ!

 

青森空港に無事着陸しました。荷物を受け取って出てくると、

青森名物ねぶたのお出迎えです。

 

レンタカー会社に直行し、車を借り受けて足回りを確認したら、

への次郎 「冬タイヤになってる

奥さん  「じゃ、安心だね

 

乗車後、黄葉した木々を見ながら空港道路を西に進みました。

 

 

道の駅なみおか

到着したのは道の駅なみおか(青森市)です。奥さんがスタンプを押している間に、

テントをのぞいたら、リンゴ箱! とんと見かけなくなりましたが、まだ健在でした。

 

道の駅を出発したあと、進路を北西に変え、五所川原に向かいました。

 

 

お食事処 魚茂  

やって来たのはお食事 魚茂(うおしげ)です。

ここは、生きのいいお魚が、お値打ちでいただけるそうですよ!

 

への次郎は、刺身定食(1300円)を注文。刺身は鮪、イカ、帆立、サーモン、鯛に甘えび。

奥さんは、一番人気の寿司ランチ(900円)。

 

新鮮なお魚、評判通りのお店でした。会計を済ませたら、

 

こんなもの、いただけました。鬼コカード

津軽の魅力を発信するために青森県が作ったカードとか。津軽では古くから、鬼が天災や疫病を払うとして神社の鳥居にあげられ、親しまれてきたそうです。

 

女将  「近くにいるよ、鬼コ

奥さん 「えっ!!

 

 

八幡宮  

女将の云った通り、歩いて2分もしないところにありました、村社八幡宮

への次郎 「どこだぁ~

奥さん  「ほら! あそこ

 

見上げると、ウエイトリフティングのごとく、赤鬼が鳥居を持ち上げていました。

への次郎 「これは吉祥だ!

 

森陰で薄暗い社に向かい、旅の安全を祈願しました。

引き返そうとしたら、ほっかぶりをした狛犬!

 

この姿を見た途端、急に寒さを感じました。

 

 

斜陽館   

八幡宮から、真北に向かって走り金木町にやって来ました。

金木といえば・・・、

 

への次郎 「吉幾三?

奥さん  「太宰治でしょ!

そうえいば、奥さんの嫁入り道具の中に太宰の作品があったような・・・。

 

太宰の生家・斜陽館です。

築百年余。国の重要文化財。一時、旅館として使われていました。入ると、

 

広い土間です。土間を奥まで行って上がると、

吹き抜けの板の間。その近くにあったのが、

 

太宰誕生の間。小学校に上がるまで、おばさんの家族と合計六人で寝起きしていたとか。

2階の書斎。左から二枚目の襖に「斜陽」の文字。太宰が子供の頃から見ていた文字です。

 

他にもたくさんの部屋があり、太宰に関する展示物もありました。急ぎ足で見ても、時間がかかりました。

 

青森ヒバがふんだんに使われた実家、太宰がここで過ごしたのは青森中学に入学するまでの13年足らずでした。短いとは言っても、ここでの生活が、太宰の精神に大きな影響を与えたことは間違いないですよね。見学しながら、そう感じました。

                                         つづく