曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

ひな祭り

2019-03-03 | 暮らし
10年以上前に、日本各地のお雛様を巡る「雛巡りの旅」が盛んに行われていました。 お雛様に何故か心惹かれるものを感じている私は、その企画に乗って、東北から九州各地のお雛様を見て回りました。 驚くほど山深い村や町にも、立派な段飾りのお雛様をはじめ様々な形のお雛様が残っていて、子を想う親の気持ちは何時の時代にも変わらぬものがあることを感じながら、時代によって、また地方によって少しづつ違うお雛様を楽しんだことを思い出します。

我が家には娘が生まれた時に、狭いマンション暮らしに合わせて実家の母が贈ってくれた一対の内裏雛をはじめ、旅で出合った可愛いお雛様や、友人が古布で作ってくれたお雛様、そして自分で折った折雛に、福島の友人に贈った折雛を帆立貝に描いて送ってくれたお雛様など、7組のお雛様がいます。

この何年か、お雛祭りには自分の折った折雛だけを飾っていたのですが、今年はようやく週2回だけ7時間の自由時間を持てるようになり、日本画を描きはじめたことをきっかけに、押し入れから何年も日の目を見なかったお雛様たちを出して飾りました。 リビングのピアノの上に勢ぞろいしたお雛様たちのお蔭で、リビングが明るく華やいでいます。 

折雛



函館の友人が作ってくれたお雛様


福島の友人が描いてくれたホタテ雛



旅先で求めたお雛様





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