いつもの散歩コースの丘の下道の両側には元気な雑草たちが風に揺れています。 3.4日前に小判草の脇から顔を覗かせているドクダミの白い花に気が付きました。
子供の頃は湿気の多い日陰にひっそりと咲いている強い匂いのする陰気な花・・との印象で、好きとはいえない花でした。
それが、明るい陽射しの中でも元気に咲いているドクダミをよく見ると、花は純白の十字型をしていて十字架を想わせ、ハート型の葉にも勝手に意味を感じたりして、今年も何本か手折って描いてみました。
良く訪れる風土記の丘にもドクダミが群生している場所があり、以前「野に祈り満ちて・・」なんて記事を書いたこともあります。
名前の由来を調べてみると・・・毒痛み(ドクダミ)― 毒を矯める(ためる)、毒を収める、ところから名づけられたようです。 これも、可哀そうな名前を付けられてしまった草の一つかもしれません。 ドクダミを乾燥して煎じて飲む薬は「十薬」という名で薬局に並んでいます。