最近は、ブロ友さん達から思いがけない素敵な刺激を受けることが多くなりました。
今日は北海道で、アマチュアバンドに所属しフルートやピッコロ奏者として活躍しているブロ友さんから、「詩と音楽のひととき」と言う会に参加した時の感動に接しました。 そして、思わず「あ~~この感じ、この感動・・・すっかり忘れていたな・・・」と日々の様々な雑事に埋没していた自分を意識させられました~~
彼女が参加した会は、演奏者にいくつかの詩が渡され、鍵盤奏者と分けて、イメージする曲をそれぞれ演奏するという趣向の会で、例えば・・・
詩: 立原道造/のちのおもひに・・・G.フォーレ/シチリアーノ FL
小熊秀雄/鶯の歌・・・・・・・ R. シューマン/サンタクロースのおじいさん key
谷川俊太郎/かなしみ・・・・・ S.ラフマニノフ/ヴォカリーズ FL
などなど・・・
そして、会の最後に80代の男性が、しっかりと良く通る声で、締めくくりにふさわしい感動的な詩を朗読したのだそうです。 アメリカの実業家でもあり、詩人でもある、S. ウルマンの「青春」です。
以下に、その全文をご紹介します。 宇野 収 作山 宗久 訳
青春とは人生のある期間ではなく 心の持ち方を言う。
バラの眼差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意思、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
青春とは臆病さを避ける勇気。
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねるだけで人は老いない。
理想を失うとき、はじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを残すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。
60歳であろうと人の胸には
驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心
人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美、希望、喜び、勇気、力の
霊感を受ける限り君は若い。
霊感が絶え精神が皮肉の雪におおわれ
悲嘆の氷に閉ざされるとき
20歳だろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。
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読み終わって、何故かハッとし、背筋が伸びた気がしました。 忘れていた心の姿勢を思い出させてもらえました。 そして、ブロ友とも同じ思いを共有できた思いでいます。 大切にしたい人生の応援歌です・・・