曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

思い出のスケッチ旅・・・イタリア・サンジミニャ―ノ(2)

2020-12-07 | 絵  ➃水彩画

Nペンスケッチ教室では、先ずカフェスケッチで、人前でスケッチすることに慣れ、次は町の中で見つけたスケッチポイントを、人目を余り気にしないでスケッチできるようにならなければなりませんでした。

東南アジアの国々では、スケッチを始めると先ず子供たちに囲まれ、次第に大人たちも加わり・・・といった経験を何度もしました。 最初は戸惑いましたが、別に悪気がなく、ただ好奇心で見たいだけと分かってきて、そんな状況にも次第に慣れてきました。 子供たちが手を出したり、余り近く寄って来て、スケッチしにくい状況になると、すかさず大人が注意をしてくれるなど、とても協力的で助かりました。 

こうなると、何とか描き上げないわけにはいかなくなり、必死で集中して描き続け、ようやく完成にこぎつけます。 すると、周りで見ていた子供たちと大人たちが、みんな一様にホッとした表情を見せて、喜んでくれました・・・ いつの間にかそこには一体感のような雰囲気が流れ、私もヤレヤレホッとして、おやつとして持っていた飴やお菓子を差し出すと、みんなに回して一緒に食べたり笑ったり和やかな時が流れる・・・ そんな交流が楽しかったことを思い出します・・・

イタリアでは、そういった素朴な交流はなく、オープンカフェで描いていると、「オ~、ジャパニーズミケランジェロ!」なんて陽気に声を掛けられ、こちらも「サンキュー」と軽く受け流し、ついでにスケッチさせてと頼むと、モチロン、モチロンと気軽にOKしてくれました(^-^)

 

 

次の写真は、わが師N先生のフィレンツェの街角スケッチの図です。 私達も大体こんな形でスケッチしました。 私は必ず座ってスケッチできるスケッチポイントを探しました。 なるべく疲れないように・・・

 

見出し画像は、サンジミニャ―ノの町の中での光景です。 石造りのアーチをくぐった先に続く石畳の小径の先には賑やかな通りがあり、個性的なお店が並んでいました。

 

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