朝の庭で今年初めて
空蝉(蝉の抜け殻)を見つけました
ライラックの葉の裏側に
細い足でしっかりとしがみ付いていました
こんなところで羽化したのですね
抜け殻はあっても
蝉の鳴き声は全く聞こえません・・・
遠くへ飛んで行ってしまったのでしょうか
7年間も土の中で暮らし
地上に出てからはたった7日の短い命を燃焼し尽くして
果てる・・・
そんな生もあるのですね
何だか潔い気もします・・・
画像はネットより拝借
こんな詩を見つけました
「蝉」
三好達治
蝉は鳴く
神様がネジをお巻きになっただけ
蝉は忙しいのだ
夏が行ってしまわないうちに
ぜんまいがすっかりほどけるように
蝉が鳴いている
私はそれを聞きながら
つぎつぎに昔のことを思い出す
それもおおかたは悲しいこと
ああ これではいけない
そして 八木重吉はこんな詩を書いています
「虫」
虫が鳴いている
いま ないておかなければ
もう駄目だというふうに鳴いている
しぜんと
涙がさそわれる
蝉や虫たちの鳴く声は精いっぱい命の歌をうたっているようで
何故かこうしてはいられない・・・なんて
気になってきたりしませんか・・・
エッ・・・ただ五月蠅いだけ・・・(>_<)
ですか~~💦
💦