駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

運転マナー考

2006年04月19日 | 駄日記
昨日の交通安全講習により、今後一年間の無事故無違反を心より願うオレであったが、今朝の中日新聞朝刊に気になる記事を見つけた。
「愛知県警の発表では、県内の死亡事故は1月15日以来全国ワーストワンを続けており、やはりワーストワンだった昨年の同時期に比べて、14人も増加している。そのため、圧倒的に多い飲酒運転の取締りを強化し、車で来店していることを知りながら酒を提供した飲食店や、友人・家族などを厳しく摘発する。」
へぇ~なるほど。と言う感じだが、普段なら目にも留まらぬ記事である。
記事の内容については、4月の時点で既に14人も死者数が多いのは気になる。
死者数と言うのは24時間以内での死亡事故なので、状況がそれぞれ異なるために統計に誤差は生じるであろう。
だが、その後の内容であるが、「飲酒ほう助」を厳しく取り締まるっていっても、なにかピンと来ないのだ。
5年前の道交法改正での「ビール一杯でも30万円!」というCMの影響により、郊外型の大型飲食店がたくさん潰れたり、飲み屋から焼肉店やファミレスなどに営業形態を転換したりしたのを思い出す。
今回はどうなのだろう。県単位の施策であるならば、前回並みの厳しい抜本的な改革が行われるわけではないと思える。だから、何をどのようにして厳しく取り締まるかが書かれていなければ、ピンと来ないのは当然だと思うのだ。

それよりも気になる記事があった。社会面での連載中の「この国のみそ」というエッセーで、「ナゴヤ・カルチャー」を語っている。
そこで、「強引な車線変更、黄信号でも止まらない、ウインカーなしで曲がる。ナゴヤの運転マナーの悪さは『ナゴヤ走り』と言われる。」と書いてあるが、マナーの悪さが文化なのか?まさに交通事故というのはマナーの悪さが原因ではないのか。決してマナーの悪さは文化ですなどと諦めたり開き直っては欲しくないと思うのだ。
オレは長いこと浜松ナンバーで走ってきたが、今は豊橋ナンバーである。かつては、「三河ナンバーには気を付けろ」みたいなイメージがあったものだ。当時は豊橋ナンバーはなく、愛知県に入ったら危険だ!みたいな感じだった。昔から、愛知県民の運転マナーは悪いと言われ続けていたということなのだろうと思う。
免停者がこんなことを言えた義理ではないが、スピードを出しても絶対に安全と思われるような場所でネズミ捕りをして検挙するよりも、順調な流れを阻止してノロノロ走りをするアベックや年寄り、車窓から火の付いたタバコをポイ捨てしたり、信号待ちの交差点に空き缶をそっと置いていくバカっ面どもを検挙してもらいたいと思うのはオレだけ?どうにもこうにもそんな奴らばっかし目に付くこのごろである。

ますます、枯葉マークの車は増加しているが、じっちゃんばっちゃんの数もどんどん増加していき、ノロノロ走りは増え続けるだろう。マナー云々というよりも、もっと大きな問題が表面化してくると思う。
それは、認知症者の運転する車の危険性である。
最近TVで見たのだが、運転する本人は体も元気で、認知症を自覚していないという。普段は異常がないのだが、時折周囲が判断できなくなると言うのである。
ある日運転中に症状が出て、対向車を意識できなくなり、事故を起こしたというケースを紹介していた。
その人は運よくスピードが出ておらず、怪我もなくすんだのだが、原因を自身の病気であることを認めずに、その後も運転し続け、運転を止めさせたい家族と、ひどくもめたという。
家族が見るに見かねてバッテリーを外すという荒療治にも屈せず、自分でバッテリーを買って運転し続けてしまったらしく、結局、本人の知らないうちに車を売却して事なきを得たようだが、実際こんなケースはこれからいくらでも出てくると思う。
オレも含めて、誰でも老いは必ず来るし、実はすぐそこに来ているかもしれない。ボケは本人に告げずに忍び足でやってくるのだ。
ある程度の年齢になったら、自ら免許証と車の鍵を返納するのも一つのマナーなのかもしれない。
あ~さびしい話題になっちまった。
マナーを守りましょうね!
コメント
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