頑固親爺

政治評論家の三宅久之さんが、ご高齢による体力の低下のため、評論家としての仕事を引退なさるという。
とても残念ですが、ご本人曰く「賞味期限が切れた」とのことです。
今週の「たけしのTVタックル」では、卒業記念として3時間にわたる特番を放送しておりましたね。
オレも三宅ファンの一人として、番組を録画しておいて見たのですが、たしかにいつものように勢いよく喋ったあとは、ゼーゼーと息が切れて苦しそうです。
その前に、先週の「たかじんのそこまで言って委員会」でも、引退を発表していらしたのですが、そちらの方は「たかじんが復帰するまでは出演する」と番組のオチで話しておられ、ファンとしてはホッと胸を撫で下ろしたところなんですが。
とにかく、あの歯切れのいい物言いで、田嶋陽子さんなどの左寄りの論客どもをばっさばっさと切り捨てるところは、各政治討論番組の目玉であり、あれが楽しみで見ているようなものですわ。
右翼と言いきってしまえばそうかもしれないけど、きちんと筋を通し、ご自身の信念を絶対曲げないあの姿勢には、見ていて気持ちがいいもんです。
いかにも頑固親爺であります。
思えば、ここ10年ぐらいで三宅さんはじめとする右寄り思想の発言が大っぴらに語られるようになりましたが、それまではメディアは完全に左に乗っ取られて、右寄り発言したぐらいなら奇人変人扱いでしたもんね。
いやいや、今でも新聞の論調はじゅうぶんに左寄りですか。
河村名古屋市長の南京発言を、真意を確かめもせずにはなから暴言と決めつけて、さも中国に謝れと言わんばかりでしたもんね。
それを三宅さんは、「河村市長の発言は何も間違っていない。人口が多くても20万人しかいないところでどうやって30万人も虐殺するんだ。」と軽くいなしていました。
まあ、そんな頑固親爺を貫くには、敵も多いでしょうし、精神的にも疲れるでしょうね。
お疲れさまでした。
いつまでもお元気で。
とは言え、「たかじんの・・・」ではまだ見られるんだよね。
やった～。