駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ニッポンの顔

2021年09月14日 | オールドミュージック
9月14日(火) 本日のJOG=45分
天気は降ったり止んだり不順な一日で、早朝は降っていなかったので暗いうちからJOG。



いつも公園を3周走るのだけど、1周ほぼ1.75Kでゆっくり走って約15分かかる計算で45分にしています。2年前に再び走り始めた時がそんなスピードでした。
調子いい時は速くなるので、家からの往復時間合わせて35分ぐらいで帰る。
この頃は早い時間は暗くて危ないのと、それにMP3で音楽を聴くことを目的化していることもあって、途中足元が危うい箇所は止まって歩いたり、しっかり45分かかってしまう。

今、毎日聞いているのは、懐かしサザンオールスターズ。オリジナルアルバムは通算15枚出しているが、自分はそれほどたくさん持っていないのだけど、数年前に、サザンの元オリジナルメンバー大森隆志さんのバッキングでミニツアーに参加した時に、曲を覚えるために関連するアルバムを手に入れて聴き込んだ。久しぶりに聞くとまたすごく新鮮。
古くは1982年リリースの「NUDE MAN」、1983年の「綺麗」、新しめでは2005年の「キラーストリート」あたりが好きで聞いています。
自分の聞き方は、やはり松田弘さんのドラムプレイ中心になります。デビュー時から、松田さんのドラミングは群を抜いて上手いと評判だったので、いつも注目していたし、パーカスの毛ガニこと野沢秀行さんのプレイもパーカッショニストとしての興味が尽きない。
松田さんのドラミングは、ひとことで言えば本当にプロだなというプレイ。デビュー時のヤマハのメロタム回しとか、電子ドラムの草分け「シモンズ」が出た頃には効果的にこれを使っていたり、時代の先端を走っていた時もあるし、今は洗練されて実に落ち着いたプレイを聴かせてくれる。
野沢”毛ガニ”さんのプレイも、耳をダンボにして聞くオレですが、8ビートやちょっとハネる16ビートなんかではゴキゲンなコンガサウンドが聞ける。一段と高音の出る「レキント」を多用していて、耳に残ります。個人的に難しいなと思うのが、サザンはバラードが多くて、パーカッショニストにとっては、どうしてもワンパターンになりがちだし、ぐっと音数が少なくなる曲は、余分な音で邪魔になりかねない曲はじっと耐えることも必要なんだなということだと教えてくれる。
そして、初期のアルバムでは大森さんのギターは個性があってよくわかります。デビュー時は学生バンドっぽいノリなどが楽しくて好きだったけれど、いつの間にか我が国の音楽シーンの先端で、科学・技術の粋を集めた唯一無比のバンドになっていた。
いやあ実にワンダホー。改めて天才桑田佳祐の楽曲の美しさはすごいなあ。
サザンは昭和53年に「勝手にシンドバッド」でデビューしているので、45年にわたって日本のポップスシーンの第一線にいる実力と、他に例えようのないあの魅力はもはや「国宝」である。
昭和・平成の顔、ニッポンの顔である。令和になってからは、桑田さんのCMだったり一人での活躍が目立っているけれど、引き続きサザンというあの例えようのない魅力をばら撒いて欲しいな。
コメント
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