駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

改めて『ライブ・イン・リブ・ヤング』を聴く

2023年11月02日 | オールドミュージック

11月2日(木) 本日のJOG&Walking=40分
オレの好きな懐かし日本の昭和ロックのコーナー、今回は「CAROL(キャロル)」にします。何と言っても高校の時にハマってコピーしまくったキャロル。アルバムは『Live In Live Young』(1973年)であります。

「ライブ・イン・リブ・ヤング」は自分で購入して聴きまくり、ドラムもコピーしまくっていて、今でもドラムのフレーズはちゃんと叩けそうな気がするぐらい。だがこのレコードには悔しい思い出がある。高校の頃の家には同級生の友人たちがよく遊びに集まっていた。友人と一緒にたいして仲いいわけでもない新開という調子のいい男が遊びに来て、レコードを貸してくれという。大事にしていたので嫌だと言ったが、「すぐに返すから」とかなんとか言って、奪うように持って帰ってしまった。それから何度か外で会ったときに「レコード早く返せ」と催促したが、「今度持ってく」とか言い逃れをしてちっとも返さないままそれっきりになった。結局、新開が売ってしまったか誰かにまた貸ししたかでもう手元にはなかったんだと思うが、思い出したら腹が立ってきた。あのヤロー絶対に許せん。。。
そんなわけで、久し振りにCDでちゃんと聴きました。
そして改めてすごいなと思うのは、観客の黄色い声援と手拍子の音量が大きいという点。イヤホンで聴いているせいなのか、時には演奏より大きいのではないかと思える。昔はそんなに気にならなかったんだが、今聴くと演奏中もキャーキャーやかましいし、ずっと手拍子が入っている。
最初の「ヘイ・タクシー」のイントロは、ドラムのカッコいいフィルから入るのだが、キャーキャーにかき消されて聞き取りづらいほど。これは今思うと初期のビートルズのライブ映像を見るとそんなイメージなのだが、それを念頭に置いての編集だったんだろうかなんて思ってしまうが、それはそれとして、演奏が素晴らしいのは言うまでもない。キャロルって演奏が上手いんだよなと改めて思う。アウトロのウッチャンのスライドギターもなんともいい。
ほかの楽曲も素晴らしい。個人的に「憎いあの娘」が好きで、イントロからカッコいい。ユウ岡崎さんのフィルでオレは鳥肌を立てるぐらい好きだった。今にして思うのは、2拍3連のタム回しなどはリンゴ・スターの影響もありそうだと感じたが、当時はオレはビートルズのことは別に好きじゃなくて、キャロルがビートルズのコピバンからスタートしたとか、革ジャンスタイルがハンブルク時代のビートルズのロッカーズスタイルを真似していたことも知らなかった。オレは本当に何にも知らない。。。
ドラムに関しては、このライブではパールのドラムセットでシングルヘッドタムを使っている点が当時もすごく気になっていた。音が個性的でとても好きだった。今では殆ど使われないが、当時はこのタイプは流行っていてわざわざ普通のタムの裏ヘッドを外して使ったりした。音がストレートでアタックが強いので迫力があるが、その分単調で飽きられてしまったが、時代は回るので再びブームが来るかもしれない。
キャロルは高校の時から20代までよく演奏したが、30代にオールディーズバンドがメインになってから演奏する機会がなくなって、いつかまるまるコピーしたバンドをやりたいとずっと思っていたが、結局いまだに機会がない。頭も薄くなってリーゼントもできなくなり、もう諦めるしかないか。。。

キャロル / ライブ・イン”リブ・ヤング”

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