3月7日(月)本日のJOG=休み
ここ数日ライブに集中していたので疲れが溜まっていて、今日はJOGも自己練習も休んだ。トシです。。。
昼間、睡眠不足解消に昼寝をしたいのだが、酒でも飲まないと眠れないタチなので、ボ~ッとしながら考えた。
ロック・ドラムについて考える。
土日の2日間ライブは「MOGANS」で、主にFREEやBAD CO.などUKロックをカヴァーしようということで始まったバンドです。
フリーとバドカンは、どちらもボーカルがポール・ロジャースでドラムがサイモン・カーク。二人ともオレが昔から大好きなロックスターであります。昔、FMラジオから流れたフリーの曲で少年だったオレはしびれた。あのポールの歌声と、特にサイモンのゆったりした大きなドラミング。
「All Right Now」という曲は、スタジオ盤はテンポ120ほどの8ビートでハイハットは4分打ちの典型的なミディアムロックビート。このシンプルなカッコよさに痺れたのであります。サイモン・カークのドラミングは、腕を大きく振りかぶって振り下ろすダイナミックなドラミングが特徴。それでいて繊細なルーディメンタルなスティックワークも見せるし、ダイナミクスの変化が大きくて実にテクニックに優れたドラマーです。
1970年のフリー「All Right Now」のライブ映像ですが、ここでのサイモン・カークは、見る者が「やり過ぎじゃないか」と引いちゃうほどの激しいドラミングを見せています。
今回、オレの持っているフリーとバドカンの古いライブアルバムを何度も聴いてコピーしたりしていたのですが、50年ほど前の若かったサイモン・カークというドラマーは、手数はそんなに多くないのにコピーするのがやたら難しいのです。
それは、ひとことでいうと大きくて重たいノリが他のドラマーと違う。多くのドラマーがジャストでキープするのと比べると、めちゃくちゃ重たい。これがなかなか真似できない。
どういうことかというと、スネアのタイミングが遅いとかバスドラが重いというのではなく、サビ前のフレーズが変わるタイミングのフィルインであの大きく振りかぶってシンバルやタムを打つために、フレーズが変わる所でリズムが重くなるのである。しかしそれが曲のうねりとなって、サビのリズムが生まれ変わるのである。ベースもギターもそれにうまく乗っかるので、まるでサーフィンの大波に乗ったようなテンションでサビが盛り上がるのである。
なので、ちゃんとコピーをしようと思うと、同じように大きく腕を振り上げて打ち込まないとタイミングが速くなってしまう。
しかし、実際にこれをライブでやると、当然ながらとてつもなく大きな音がする。これが今の音楽事情では許してもらえないのだ。現に、バークレーでオレはそれをやってしまって「音がでかい」と言われた。。。
現代のロックドラマーは、スティックコントロールも長けていて非常に上手い。大きく振りかぶったりしないで余分な大きな音は出さない。それはPAが進歩して大きな音を出す必要がないから当然の進化といえよう。
しかし、あのサイモン・カークの大きなノリでドラムを叩くことができると、気持ちの良さはハンパない。これこそロックドラムの神髄ではないかと、目から鱗が落ちるのだ。ストレスなど皆無だ。
続いて見てもらいたいものがある。
あ、明日にする。。。
ここ数日ライブに集中していたので疲れが溜まっていて、今日はJOGも自己練習も休んだ。トシです。。。
昼間、睡眠不足解消に昼寝をしたいのだが、酒でも飲まないと眠れないタチなので、ボ~ッとしながら考えた。
ロック・ドラムについて考える。
土日の2日間ライブは「MOGANS」で、主にFREEやBAD CO.などUKロックをカヴァーしようということで始まったバンドです。
フリーとバドカンは、どちらもボーカルがポール・ロジャースでドラムがサイモン・カーク。二人ともオレが昔から大好きなロックスターであります。昔、FMラジオから流れたフリーの曲で少年だったオレはしびれた。あのポールの歌声と、特にサイモンのゆったりした大きなドラミング。
「All Right Now」という曲は、スタジオ盤はテンポ120ほどの8ビートでハイハットは4分打ちの典型的なミディアムロックビート。このシンプルなカッコよさに痺れたのであります。サイモン・カークのドラミングは、腕を大きく振りかぶって振り下ろすダイナミックなドラミングが特徴。それでいて繊細なルーディメンタルなスティックワークも見せるし、ダイナミクスの変化が大きくて実にテクニックに優れたドラマーです。
1970年のフリー「All Right Now」のライブ映像ですが、ここでのサイモン・カークは、見る者が「やり過ぎじゃないか」と引いちゃうほどの激しいドラミングを見せています。
今回、オレの持っているフリーとバドカンの古いライブアルバムを何度も聴いてコピーしたりしていたのですが、50年ほど前の若かったサイモン・カークというドラマーは、手数はそんなに多くないのにコピーするのがやたら難しいのです。
それは、ひとことでいうと大きくて重たいノリが他のドラマーと違う。多くのドラマーがジャストでキープするのと比べると、めちゃくちゃ重たい。これがなかなか真似できない。
どういうことかというと、スネアのタイミングが遅いとかバスドラが重いというのではなく、サビ前のフレーズが変わるタイミングのフィルインであの大きく振りかぶってシンバルやタムを打つために、フレーズが変わる所でリズムが重くなるのである。しかしそれが曲のうねりとなって、サビのリズムが生まれ変わるのである。ベースもギターもそれにうまく乗っかるので、まるでサーフィンの大波に乗ったようなテンションでサビが盛り上がるのである。
なので、ちゃんとコピーをしようと思うと、同じように大きく腕を振り上げて打ち込まないとタイミングが速くなってしまう。
しかし、実際にこれをライブでやると、当然ながらとてつもなく大きな音がする。これが今の音楽事情では許してもらえないのだ。現に、バークレーでオレはそれをやってしまって「音がでかい」と言われた。。。
現代のロックドラマーは、スティックコントロールも長けていて非常に上手い。大きく振りかぶったりしないで余分な大きな音は出さない。それはPAが進歩して大きな音を出す必要がないから当然の進化といえよう。
しかし、あのサイモン・カークの大きなノリでドラムを叩くことができると、気持ちの良さはハンパない。これこそロックドラムの神髄ではないかと、目から鱗が落ちるのだ。ストレスなど皆無だ。
続いて見てもらいたいものがある。
あ、明日にする。。。