お宝ヴィンテージというにはちょっとおこがましいと思うのは、このスネアがPEARL社の現行モデルでもあるせいなのだが、このスネアは購入してから20年近く経っているスネアだから、自分の中のスネアではヴィンテージといえるのであります。
このスネアには思い出がたっぷりあります。
初めて目にしたときは、オレの仕事場でもある楽器店のスネアの展示棚にこのスネアがちょこんと座っていたときだった。小ぶりの姿形が可愛くって、気になっていました。
パールの発売したばかりのスネアは、めちゃ高い商品でなければ、大体その店頭にも並んで、新しい購入者を待つことになるのですが、こいつはしばらく誰も買い手が付かない状態だったのです。オレがドラム教室の仕事だったか、バンド練習だったか覚えていませんが、とにかくその頃、店に行くたびにコイツはオレに「ねえ、買って。ねえったらねえ~ん」と媚びやがるのです。
オレもオレで、可愛い小ぶりの子には目がないから、気になってしょうがない。店に入ってスネアのコーナーをチラチラと見ると、こいつもオレを見てやがって、目が合うんですよ、バチバチッと。
そんなこんなである日、たまらなくなって手に取ってみたんです。
オレンジっぽい洒落た体に触れたとき、思わずその小ささといいその軽さといい、可愛くて抱きしめちゃいました。すると、裏のスナッピーを「ジャラジャラ~んっふ~ん」なんて色っぽく鳴らしやがって、見た目は子供っぽくても、完全にオトナなんだな~なんて、ドキドキしちゃいましたよ。
もう、手にした時点でオレとコイツの運命は決まっていたんでしょう。その日から二人はパートナーになったというわけです。
こいつの裏側の写真です。
「見ちゃいや~ん、恥ずかしいわ」なんて言えばスカートの中を覗いた感じだけど、別にどうってことないスナッピーの画像っす。
コイツとの付き合いは長いんですが、殆んどライブで使用していません。
というのは、音量が控えめで物足りない、何か芯になるものが見当たらない点と、音色にもこれと言った特色がない点が原因です。
音量は13×3インチという点からすれば納得ですが、音色については、ピッコロなのでカンカン、スコンスコンと軽快に鳴り渡るのかと言えば、そうでもありません。ヘッドを相当タイトに張ったつもりでも、パツンパツンと詰まったようなサウンドになってしまって気に入らないのです。
女は見た目だけじゃないな~。というのは、結構深く付き合ってみないと分からないことですが、このピッコロスネアちゃんもそうでした。
今でもパールの現行ラインナップのスネアと言うことは、オーディエンスからそれなりの評価があるということだけど、オレの好みのカノジョではなかったということでした。
このピッコロちゃんで嫌な思い出もあります。でも、今はやめとこ。
また、機会があれば披露しますか。
いつか、またこの子を使って音楽してみたいな、とも思うオレなのです。
このスネアには思い出がたっぷりあります。
初めて目にしたときは、オレの仕事場でもある楽器店のスネアの展示棚にこのスネアがちょこんと座っていたときだった。小ぶりの姿形が可愛くって、気になっていました。
パールの発売したばかりのスネアは、めちゃ高い商品でなければ、大体その店頭にも並んで、新しい購入者を待つことになるのですが、こいつはしばらく誰も買い手が付かない状態だったのです。オレがドラム教室の仕事だったか、バンド練習だったか覚えていませんが、とにかくその頃、店に行くたびにコイツはオレに「ねえ、買って。ねえったらねえ~ん」と媚びやがるのです。
オレもオレで、可愛い小ぶりの子には目がないから、気になってしょうがない。店に入ってスネアのコーナーをチラチラと見ると、こいつもオレを見てやがって、目が合うんですよ、バチバチッと。
そんなこんなである日、たまらなくなって手に取ってみたんです。
オレンジっぽい洒落た体に触れたとき、思わずその小ささといいその軽さといい、可愛くて抱きしめちゃいました。すると、裏のスナッピーを「ジャラジャラ~んっふ~ん」なんて色っぽく鳴らしやがって、見た目は子供っぽくても、完全にオトナなんだな~なんて、ドキドキしちゃいましたよ。
もう、手にした時点でオレとコイツの運命は決まっていたんでしょう。その日から二人はパートナーになったというわけです。
こいつの裏側の写真です。
「見ちゃいや~ん、恥ずかしいわ」なんて言えばスカートの中を覗いた感じだけど、別にどうってことないスナッピーの画像っす。
コイツとの付き合いは長いんですが、殆んどライブで使用していません。
というのは、音量が控えめで物足りない、何か芯になるものが見当たらない点と、音色にもこれと言った特色がない点が原因です。
音量は13×3インチという点からすれば納得ですが、音色については、ピッコロなのでカンカン、スコンスコンと軽快に鳴り渡るのかと言えば、そうでもありません。ヘッドを相当タイトに張ったつもりでも、パツンパツンと詰まったようなサウンドになってしまって気に入らないのです。
女は見た目だけじゃないな~。というのは、結構深く付き合ってみないと分からないことですが、このピッコロスネアちゃんもそうでした。
今でもパールの現行ラインナップのスネアと言うことは、オーディエンスからそれなりの評価があるということだけど、オレの好みのカノジョではなかったということでした。
このピッコロちゃんで嫌な思い出もあります。でも、今はやめとこ。
また、機会があれば披露しますか。
いつか、またこの子を使って音楽してみたいな、とも思うオレなのです。