ガソリン代

1月25日（火）本日のJOG=45分
物価の値上げがすごいね。原油の値上がりが止まらないからなのだが、そもそも原因は社会の流れにある。
世界的な脱炭素の動きが、産油国を刺激して採掘量を減らし、需要に満たなくなっている。中東やロシアなど産油国はこの状況は非常に儲かるので、当分変わらないだろう。
政府は、ガソリン価格抑制策を発動するようだ。どんな形になるのか気にはなるが、さほど期待していない。構造的に無理なのだと思う。

オレのスマホはガソリンスタンドとLINEで繋がっていて、値上げ前には「明日から値上がりします。今日中の給油を」なんていう連絡が届くのだが、それが去年から頻繁に届くようになった。
以前は、「今週末は○円引きです」とか、「誕生月には○円引きプレゼント」なんて嬉しいメッセージが届いたのだが、コロナ禍になってからぴたりとなくなって、値上げの知らせしか届かない。
自分のクルマはディーゼルなので、ガソリンよりは少しだけ安いが、いかんせん商用バンは燃費がよくない。大食いなので痛い。

当然ながら、灯油も値上がりして少し前のガソリン代くらいになった。
暖房用に温風灯油ヒーターを使っているが、こう高くなると使用を躊躇する。しかし、エアコンが安いかと言えばそんなことはなく、電気代もしょっちゅう値上がりしている。
我が国では東日本大震災以来、原発は停止したまま殆ど稼働していない。電力は水力や風力などは僅かで、ほぼガスと重油の火力に頼っているので、原油の値上がりはそのまま一般家庭へ負担を強いられている。
我が国で脱炭素で電力に頼るというのは、敢えて言えば本末転倒である。
電気を作るために化石燃料を燃やしてCO2を吐き出していて、電線を伝わって減衰しながら各家庭に届いている。その電気を使って暖をとるなどというのは非効率でしかない。多分エネルギーの7割以上は損失しているだろう。
暖をとるなら直接石油で火を灯す方が効率的に決まっておる。
クルマだってそうだ。現在、一番効率的なのは我が国のハイブリッド車だ。世界の動きは電動しか認めていないが、愚の骨頂である。