今年初のクリスマスパーティ

今日は浜名湖ロイヤルホテルのクリスマスパーティーでのライブの仕事だった。
12月に入ったばかりだが、どこもかしこも既にクリスマス一色である。
去年も同じパーティーで演奏したが、ありがたいことに好評をいただき今回もお呼びがかかったと言うわけである。
去年のパーティで、なんとセレブなパーティーだなあ、という感想を持ったが、今年もますます高級感溢れる落ち着いたパーティだった。おほほ。
落ち着いた要因は、参加者の年齢層が去年をさらに上回ったという理由だ。
どちらかいうと、お金持ちのお年寄りの集まりといっても良さそうなパーティだった。
その分、上品な雰囲気のライティング、上品なデコレーション、上品な料理、上品なバンドメンバーによる上品な演奏というように、上品を各種取り揃えた上品尽くしの夜だった。がはは！
写真がないのが残念だが、見せてあげたいぐらいだ。だへへ！
さすがに、演奏が始まるや否やステージ前で踊りまくるような若者はいなかったが（普段のライブでも昔の若者ばかりだが）、席に座ったままで手足でリズムを取り、輝いた顔で楽しんでいてくれるお客さんの顔を見ると、演奏していて嬉しくなる。
アンコールもなく（流れのやりとりがわからないと思う）演奏が終わり、楽屋へ着替えに帰る途中のロビーで、エレベーターに向かうお客さんたちに出会った。
70歳ぐらいのじっちゃんばかりだったが、皆さん同じようにおっしゃった。
「楽しかったー、懐かしい歌をありがとう。若い頃を思い出したわ。」
じっちゃんたちが真空管ラジオで聞いていた頃は、中高生の若者ではなかった筈だ。
大人になって、仕事に追われ、食うことに必死になっていた頃だと思う。
そのじっちゃん達こそが、昭和を築き、日本を立ち直らせてきたのだ。
そんな遠い昔を、オレ達の拙い演奏にリンクして回想してもらったということが、とても嬉しかった。