『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

「メディア漬け育児の危険性」

2013年07月07日 | 雑感
7月6日土曜日、
「メディア漬け育児の危険性」と題して、
地元の小児科医 北原文徳先生の講演会があった。
伊那市の保育園の保育士たちで運営している
「読み聞かせ推進委員会」の主催の講演会であった。
北原先生は、保育園に内科検診にお見えになると
ちょっといいですか?と
検診終了後、持参した絵本を子どもたちに読んでくださる、
そんな先生である。

さて、話は子どもたちの健康が気になる・・というところから始まった。

昭和の終わりころから、
要するに「スーパーファミコンゲーム」が
子どもたちの心を虜にし始めたころから
子どもの心と身体に変化が現れ始め
(外遊びの激減による体力の低下やコミュニケーション力の低下
 切れやすい子の増加など・・・・)
それが、長時間のTVゲーム遊びや
テレビ・DVD視聴と密接な関係があるのではないか、と
「メディア漬け」生活の危険性を訴えている先生である。

確かに、最近の子どもたちは
少しの距離の散歩に疲れた、と訴えたり
ちょっとした段差に躓いたり、と
子どもの運動能力が落ちてきている、ことを痛感する。

こんな田舎の保育園であっても、
家庭で過ごす土日は、戸外で遊ぶ、まして
お兄ちゃん、お姉ちゃんの友だちと外で群れて遊ぶ、
などということは、本当に少なくなっている。

子どもが群れて遊ぶことができる条件には
「三間(さんま)」が必要なのだという。
・空間
・時間
・仲間
この三つの「間」なのだそうだ。

「空間」
子どもたちが安心して遊べる場所がなくなった・・・・・
それは、公園とか遊園地とかではなく
自然豊かな原っぱだったり、小川だったり、山だったり
車も通らない裏の路地だったり・・・する。
そして、そこには必ず、じいちゃんかばあちゃんが子どもたちを見守り
いけないことをしたときは、口を挟む・・・そういう空間が昔はあった・・・

「時間」
今の子どもたちは本当に忙しいようだ。
習い事・塾・スポーツetc・・・・
日本の子どもの睡眠時間は、世界の国と比較しても少ないのだそう・・・・
また、日本の子どもほど、手伝いをしない子どもはいないのだそう・・・・・である。

「仲間」
保育園や学校に行けば、クラスの仲間がいるけれど
それは、同年齢の子どもたち・・・・
昔のように、年齢の幅がある「遊び仲間」の中で
たくさんのことを教えてもらった時代は、
もう「昔のこと」と括られる時代になってしまった。

今、それを再び求めようと思っても、
無理な時代になっている。
では、それをどう克服していけばいいのだろうか・・・・・

                   (つづく)


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今日は七夕・・・・祇園祭り

2013年07月07日 | 雑感
今日は7月7日、七夕・・・・・
七夕の日って、晴れている日のほうが少ないような気がする・・・・
夜空を見上げて、天の川や彦星や織姫星を見つけるのって
難しそう・・・・・

今日も朝から不安定なお天気で
お日様があたってきたと思いきや
急に、曇ってきて雨が降ってくる・・・・
梅雨はもう明けたそうだけれど、
これで本当に、明けたのかしら???

毎年、7月の第1週のころ
商店街では祇園祭りと一緒に
「ちびっこ駅伝」をする。
市内の幼稚園や保育園がチームを作って参加するため
いつもは静かな入舟・坂下界隈が
子どもの保護者や祖父母で急ににぎやかになる。
けれど、にぎやかなのは、この駅伝をやっている間だけで
それが終わると、サァ~っと、人が消えていく。

いまやどこの商店街も
同じ悩みを持っているのかもしれないけれど、
イベント頼みの人寄せではない、違う何か、
が求められているのだろうと思う。
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