６０歳過ぎの生き方

主人も私も、
もう、定年退職をし、
一度は、表舞台を降りた身。

だから今は、少し仕事に行って、
少し畑仕事や家のことをし、
あとは、自分の好きなようにしようよ、
と、主人が言う。

「自分が好きなように、って？」

病を克服した主人は、
なんだか最近やたらと元気がいい。
月に２～３度のペースで
いろんな口実を設けて
街まで飲みに行く。

先週の土曜日も、
そして今日も・・・・

そうして元気になったことは、私も嬉しい。
なんだか、若くなってきた（笑）ような気がするから
それも良しとする・・・・

でも、私だけおいてけぼりを食ったようで
なんだか、さみしい・・・・

「○○も、今までよりずっと自分の時間はできたはずだから
　自分のために時間を使いな。
　美容院に行って綺麗になったり、
　洋服を買っておしゃれをしたり・・・・」

ふ～～ん、
まあ、第２の人生って言うくらいだから
それぞれ、自立して生きることも大事だよね。

でも・・・・
たまには、私も飲みに誘ってよね。

それに、どこか旅行に行きたいなあ・・・・・

レストラン〝プチ マルシェ”

今年職員の異動があったのは私一人、
そこで、私の歓迎会をしてくれることになりました。
ありがとう・・・

場所は・・・・
「ねえ、一度は行きたいじゃんね。」
と、昨年から職員で話していた、という
レストラン〝プチ　マルシェ”
知る人ぞ知る・・・レストランらしく、
県外のお客様が、ネットで探し当てて来るらしいのです。

要予約、ということで、
空いている日を歓迎会にしてもらいました。
保育園の保護者でもあります。
家庭訪問を兼ねて、担任には下見をしてもらいました。

なんてったって、
初めての知らない人はちょっと迷ってしまいそうなんだもの。
山に、山に、と入っていくのです。

そこに分けいって入っていくと、
そこは・・・・
とても素敵な場所にあります。


まるで、アルプスのハイジが出てきそう・・・
「やぎさ～～～ん」


「ここから入るのね。」


中に入ると、そこは
東欧の、ちょっとおしゃれな山小屋に入ったような気分





お部屋の飾りは西洋の民芸品が中心



ちょっと素敵なギャラリーも・・・・



レストランの小物も素敵



今夜のメニュー（私たち６人のための貸切）


３月は、ヨーロッパのいくつかの国にお出かけしていて
おみせはお休みだったそう。
蚤の市にでかけ、探し当てた掘り出し物も置いてありました。


コースのメニューはヨーロッパの郷土料理といった感じ
綺麗に盛り付けられた前菜
サラダ
パスタ２種
（上手く写真が撮れなくて残念！！）
メインデッシュは
「鶏もも肉のソテー〝悪魔焼き”」
トマトをベースにしたちょっと香辛料が効いたソースは
とっても美味でした。


他には
「イベリコ豚の肩ロースのコンフィ」や
「鮎のコンフィ、サラダ仕立て」もあって、
メインデッシュはどれかを選ぶ、というメニューでした。


ソウ君も一緒に食べたね。

デザートは・・・・
ママの分担かな？


たくさんおしゃべりして、
たくさん笑って、
たくさん頂いて、
楽しいひと時を過ごしました。

日が暮れると、辺りは真っ暗・・・・
窓に映るのは、私たちの姿だけ

ネオンもなく、車の騒音もなく
聴こえてくるのは、素敵な音楽だけ・・・・

みんな口々に「別世界にいるみたい」

「ごちそうさま」をして外に出てみると
足元には、ローソク風の灯が通路に沿って照らされて
上を見上げれば、
森に囲まれた中に、ポッカリとそのレストランの敷地の真上だけに
きれいな星空が・・・・・

「空って、あんなに近いんだ！」

みんな、感激しきり・・・でした。