お笑いコンビ「カラテカ」の
矢部太郎さんが書いた漫画
『大家さんと僕』に出てくる
大家さんが亡くなったそうです
新聞などで紹介されていた時
ちょっと興味があったのに
買わずじまいになっていたけれど、
このニュースを聞いて、
再度、興味がわきました
終戦の時に17歳、ということだから
「大家さん」は昭和3年生まれ、ということになります
「大家さん」のあいさつはいつでも「ごきげんよう」
大学入学当時、私の友達も、
大学構内でのあいさつが「ごきげんよう」なのだと
驚いて報告してくれたことがありましたっけ
朝も「ごきげんよう」 昼も「ごきげんよう」
帰るときも「ごきげんよう」
ふ~~~ん
そういう世界とは全く縁のない私たちは
ふ~~~~ん
『大家さんと僕』の
「大家さん」と私の母は3歳しか違わないけれど
戦時中を過ごした場所が、都会と田舎では
その経験した内容は大きく違うようです
「大家さん」は、信州に疎開して
いつもひもじい思いをしていたようだけれど
母たちは、食べるものがなくて切なかった、というより
「ものがなくて」困った、という話でした
鍋や釜、鍬や鋤などの鉄製品を供出したから
生活用品がなくなった、という事なのでしょうか
「大家さん」と、大家さんのお友達、そして「僕」の3人で
知覧を旅する場面が出てきます
戦争を潜り抜けてきた「大家さん」の心の奥底には
いつも「戦争」が横たわっていることがわかります
その「大家さん」に、昭和後半生まれの「僕」は
上手に付き添います
65歳で一線から退いて「晴耕雨読」の暮らしを選び
晩年
精力的に「戦友たち」に会いに行った父と
どこか重なるような気がして
読んでいました
海軍の通信兵だった父の戦友は
全国に散らばっていました
知覧にも、呉にも行きました
自分が捕虜になったサイパンにも行ってきました
その旅は、いつも、母を伴う旅でした
『大家さんと僕』は
そんな在りし日の父を思い出させてくれた
1冊でした
矢部太郎さんが書いた漫画
『大家さんと僕』に出てくる
大家さんが亡くなったそうです
新聞などで紹介されていた時
ちょっと興味があったのに
買わずじまいになっていたけれど、
このニュースを聞いて、
再度、興味がわきました
終戦の時に17歳、ということだから
「大家さん」は昭和3年生まれ、ということになります
「大家さん」のあいさつはいつでも「ごきげんよう」
大学入学当時、私の友達も、
大学構内でのあいさつが「ごきげんよう」なのだと
驚いて報告してくれたことがありましたっけ
朝も「ごきげんよう」 昼も「ごきげんよう」
帰るときも「ごきげんよう」
ふ~~~ん
そういう世界とは全く縁のない私たちは
ふ~~~~ん
『大家さんと僕』の
「大家さん」と私の母は3歳しか違わないけれど
戦時中を過ごした場所が、都会と田舎では
その経験した内容は大きく違うようです
「大家さん」は、信州に疎開して
いつもひもじい思いをしていたようだけれど
母たちは、食べるものがなくて切なかった、というより
「ものがなくて」困った、という話でした
鍋や釜、鍬や鋤などの鉄製品を供出したから
生活用品がなくなった、という事なのでしょうか
「大家さん」と、大家さんのお友達、そして「僕」の3人で
知覧を旅する場面が出てきます
戦争を潜り抜けてきた「大家さん」の心の奥底には
いつも「戦争」が横たわっていることがわかります
その「大家さん」に、昭和後半生まれの「僕」は
上手に付き添います
65歳で一線から退いて「晴耕雨読」の暮らしを選び
晩年
精力的に「戦友たち」に会いに行った父と
どこか重なるような気がして
読んでいました
海軍の通信兵だった父の戦友は
全国に散らばっていました
知覧にも、呉にも行きました
自分が捕虜になったサイパンにも行ってきました
その旅は、いつも、母を伴う旅でした
『大家さんと僕』は
そんな在りし日の父を思い出させてくれた
1冊でした