『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

『大家さんと僕』

2018年08月28日 | 
お笑いコンビ「カラテカ」の

矢部太郎さんが書いた漫画

『大家さんと僕』に出てくる

大家さんが亡くなったそうです




新聞などで紹介されていた時

ちょっと興味があったのに

買わずじまいになっていたけれど、

このニュースを聞いて、

再度、興味がわきました



終戦の時に17歳、ということだから

「大家さん」は昭和3年生まれ、ということになります




「大家さん」のあいさつはいつでも「ごきげんよう」


大学入学当時、私の友達も、

大学構内でのあいさつが「ごきげんよう」なのだと

驚いて報告してくれたことがありましたっけ

朝も「ごきげんよう」 昼も「ごきげんよう」

帰るときも「ごきげんよう」

 ふ~~~ん


そういう世界とは全く縁のない私たちは

 ふ~~~~ん 



『大家さんと僕』の

「大家さん」と私の母は3歳しか違わないけれど

戦時中を過ごした場所が、都会と田舎では

その経験した内容は大きく違うようです



「大家さん」は、信州に疎開して

いつもひもじい思いをしていたようだけれど

母たちは、食べるものがなくて切なかった、というより

「ものがなくて」困った、という話でした

鍋や釜、鍬や鋤などの鉄製品を供出したから

生活用品がなくなった、という事なのでしょうか




「大家さん」と、大家さんのお友達、そして「僕」の3人で

知覧を旅する場面が出てきます

戦争を潜り抜けてきた「大家さん」の心の奥底には

いつも「戦争」が横たわっていることがわかります


その「大家さん」に、昭和後半生まれの「僕」は

上手に付き添います




65歳で一線から退いて「晴耕雨読」の暮らしを選び

晩年

精力的に「戦友たち」に会いに行った父と

どこか重なるような気がして

読んでいました




海軍の通信兵だった父の戦友は

全国に散らばっていました

知覧にも、呉にも行きました

自分が捕虜になったサイパンにも行ってきました

その旅は、いつも、母を伴う旅でした




『大家さんと僕』は

そんな在りし日の父を思い出させてくれた

1冊でした






















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8月28日

2018年08月28日 | 日記
8月28日 火曜日 天気ときどき


湿度がありますが、今日は涼しくて過ごしやすいです

ただいまの室温、24℃




このまま秋になることを切に望みます

もう、あの酷暑・猛暑は「けっこう」です





雨が降って、畑には程よい「お湿り」で

秋野菜の種まきに絶好です

秋は秋で、畑仕事は忙しいのです




涼しくなったら、

少しは体の動きも軽くなるかしら?
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